第57回大阪シティレガッタ(大川・桜ノ宮コース)が去る4月10.11日開催されました。今回は当クラブより出場しました男子4X+(Under36選抜?)の2004年度シーズン・オープニングレガッタの激漕等々についてご報告致します。
今年より馴染みの「大阪市民レガッタ」から「大阪シティレガッタ」へ名称変更されました。変更理由は定かではありませんが、水都・大阪をイメージし・市民に開放されたレガッタにしようという大阪市の思いがあるのだろうか???等と勝手に連想しつつ、本音は名称変更最初のレガッタで順位を付け、戦歴にクルー名称を残すチャーンスと不純な動機から皆さんへ出場をご案内する経過となりました・・・・・
毎年、春の大川両サイドは(大阪城のお堀端の名残でしょうか?)桜が一面咲き乱れ、晩生の八重桜が咲く時期には「造幣局の桜の通り抜け」の名称で知られています。通年、通り抜けのタイミングに合わせて開催されるレガッタの為、「春到来祭り」のような雰囲気があり、今年も屋台・盆踊り(どこから集まって来たのか?色鮮やかなユカタ姿のお母さん達!凄い!まるで狭い水槽でグルグル回って泳ぐイワシのような・・失礼!)等相乗りイベントが多々開催されています。
もしかしたらレガッタ観戦観客?数は日本一かもしれません!橋の上の見物人の数には圧倒されました!
桜ノ宮コースレイアウト(JR桜ノ宮駅から京阪天満橋駅に抜ける人の流れに合わせ?)源八橋スタート~銀橋(造幣局袂)ゴールの毎年ドラマがあるカーブ・スリット付き800m。
今年は、90クルー(メイン・オープン部合計)・約600名の参加状況でした。
オープンの部は企業ボート部・出身学校のOBチーム・プライベートチーム等多種に渡り、花見を兼ねた再会の場にされてる大会にもなってる感じです。瀬田ロー関係者も実は何名か出場されてたかも知れませんね!
メイン種目の方は、合計33クルー
ボート人口の減少を反映してるのか、クルー数的には少ない感じがしました。
初日各種目予選・2日目準決勝/決勝
結果は大阪ボート協会HPにてご確認ください。
14:20予選レース 11:30に集合。
借艇が女子軽量級設定の為、ストレッチャー変更・リギングに多少手間取り、ユニフォームは瀬田ローの訴求をイメージ?して最新2004年度版Tシャツ。
リギング後のトーキングに花が咲き過ぎ時間ギリギリの出動、出艇待ち後に、 船台でトラブル発生「謎の同一サイドオール事件」
オールを急遽取り替え、いざ出艇! ベテランらしく速攻のスタート練習!!!
しかし、ライトパドルでCOX席にかなりの水が! あれっ? 艇沈み過ぎ?
平均体重70kg(5人平均)・平均年齢33歳では? COXデビュー戦!
いざレース!
COX:"船台越えたらストサイ強くね"作戦を確認!
S:"あれ? 相手は?"
3:"相手の艇 いる?":
審判艇 :"相手棄権の為、単独レースです!"
「もっと早よ気付かんかい!」 反省!
COX :うおっ!いきなり浸水!(スタートカウント忘れる)
B:コンスタントーいこっ!
COX : 前見えん、レーンは?
COX :艇、沈む??? 朝日レガッタの悪夢が??? "弱く漕いでくれ!"
B:エッ?
COX:ブイが赤から緑に? あれ? 何レーン?
COX :"ストサイ強ッく!" ラダーを持つ右手に力が!
艇 : グイーンと右サイドへ!
審判艇 : "セタロー"セタロー" 連呼!
COX : "バウサイ強く! あッ・・・ストサイ弱く!"
B :"エエッ???もしやショートカットで失格?"
COX :まさか? まずい!!
審判艇より注意受ける最中も妙に素直で謙虚な返事に終始!
無事予選通過!
15:10レース 13:00現地集合
あれっ? いきなり、徘徊する古川氏発見! ウオッ!KUWANOのテントじゃん!
市民レガッタにもとうとう出店か? さすがっ! 商魂に感服!
2日目ともなると、さすがベテラン揃い! 速攻の出艇準備完了!「本日の作戦!スタートで出て400mで勝負つける!」打上げ花見用のアルコールも仕込み、'チビッ子応援団'(今城ファミリー)の 応援を背に受け、いざレースへ!!!
決勝:
1レーン桜ノ宮高校A ・2レーン瀬田ローUnder36選抜? ・3レーン桜ノ宮高校B
最後に2レーンに滑り込み、各艇ゲートイン完了!
橋上の観客に手を振る余裕を見せつつ "スタート用意" "GO"
2 :まずまずのスタートやんか!
B :いける!
桜高A との先行奪取の凌ぎあい!
互いのブレードが火花を散らさんばかりの熱い競り合い!
予定通りトップへ!
右の桜高Bに約半艇身リード、コンスタントへ!
2 :久しぶりに体感した調和・伸び! "オオッ勝てる!"
フッと視線を左に移すと、桜Aがはるか彼方!!!
右を見ると桜高Bが2.3回漕いでイジーオール? "あれ?"
我クルーはというと 誰も漕ぎ止めない・言い出さない・・・・
"ザッザッツ"我艇も諦め悪く艇を止め、すかさず審判艇に
目線を! 恐らく皆の目線は白い帽子の方へ・・・・・
フッと冷静になると"瀬田ロー"瀬田ロー"と連呼されたような?
" " 嫌な予感的中!
大変有り難くも再レースになったのだが、
一本目で頑張り過ぎた我々にとっては・・・・・・・
650m付近 桜高B COX "セタローなんかに負けるな!" の放った一言に
我クルーの S ・3番の口元に笑みが "フッ"
同時に艇速も "フッ・・・・・"
残念3着でゴール!
今回の出艇に至った思いの中に「セタロー大阪所属として、クラブ全体に案内・訴求する大会が年間で一大会ぐらい有っても良いのではないか?」という発想がありました。
会員の多くが大阪に在住であったり、仕事をされていますし、ボート教室に来られ初めて ボートを体験されたメンバーの方々もいらっしゃいます。 今後、瀬田漕艇クラブの活動でも様々なメンバーの方が増えると思われます。 当然、競技志向の大会に目を向けがちですが、全国各地にアイデア・思考を凝らした楽しいレースも多くあり、皆さんに知って頂く働きかけも大切になってくるのではないかと思います。 こう偉そうに書いている私ですが、瀬田での活動にはかなりサボり気味で、少なからず反省の思いもあるので・・・・・
今回、出場したメンバーの話・アイデアの中で、
結果はさて置きまして、改めてレガッタの良さ ・ボートを通じて他団体・旧友との交流の楽しさ再認識できた大会でした。来年はより多くのメンバーに出場して頂けるようになれば幸いです。
最後になりましたが、艇・オールを貸して頂きました 近畿大学・大会運営をされました 大阪市・大阪ボート協会・審判団の関係者方々 大変有難うございました。
以上
2004年度出漕メンバー