艇にプロペラ?・・・モーター?

経験と思い込みで語る艇管理講座 第10話

スピードコーチ

嶋田宏之

暑い日々が続きますね。アジアで初めて行われる世界選手権の開催や、予想以上の高視聴率を獲得している「がんばっていきまっしょい」と、日本ボート界にも熱い日々が続いています。

今回のお題はプロペラですが、艇にプロペラと言うと、モーターボートや競艇が思い浮かばれるのではないでしょうか?よく見てください。瀬田ローの艇にも黒いプロペラが付いている艇がありませんか?

正式にはインペラ−というもので、「艇がどの程度のスピードで走っているのか」を計測する機械です。この情報は「スピードコーチ(赤)」へと送られます。スピードコーチが表示することの情報は“艇速(分・秒/500m)"“距離(m)"“時間"“ストロークレート(回/分)"“累積距離(m)"等です。また、こうした情報は100mおきに記録される(「スピードコーチゴールド(黄)」限定?)ので、乗艇後に再確認することもできます。つまり、陸上で練習するときに使うエルゴメーターの表示と同じ機能を乗艇中にも利用できる機械だと思って下さい。

皆さんが普段乗る艇には“走行時間"“ストロークレート"のみを表示する「ストロークコーチ(白)」なら付いているのではないでしょうか?一昔前は、ストロークコーチが主流で、今でもストロークコーチのみで練習している団体は結構存在するようです。しかし、スピードコーチが誕生してからは『艇速』を確認することでき、さらに密度の濃いトレーニングが行えるようになったのです。なにしろボート競技は誰よりも早くゴールラインを切ることが重要な競技ですから『艇速』は絶対的存在です。

地味に役立つのが毎日の漕いだ距離を記録しつづける累積距離で「え?こんなにボート漕いできたの!?すごい!がんばったね自分。」と自分自身を褒めてあげられます。(電池交換時に全てのデータが消去されるのがツライ・・・)

ボート競技の絶対的存在である『艇速』を表示しつづける「スピードコーチ」は別名「コーチイラズ」と言われているとか、いないとか・・・(嘘)

以上、お腹のぜい肉が気になり始めた嶋田でした。

(次回予告)自艇が欲しい!・・・どこに売っているの?

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