スコットランドのゴルフとボート

W(渡部 浩) (jh4nqn@hotmail.com)

今年の年賀状、私は 「スコットランドにあるネス湖そばのインバネスローイングクラブを訪ねるつもりです」と書いた。先月6月10日〜20日の11日間、会社のリフレッシュ休暇制度を利用して行って来た。

いつかも書いたが、数年前読んだ夏坂健というゴルフエッセイストの本で、男は「歩けるうちに行け、食べられるうちに食べろ、立つうちにやれ。さもなくば人生必ず後悔する事になる」 と書かれていたのに痛く感動して行動に移した計画の一つだ。

目的は2つ。夏坂健が絶賛していたスコットランド北部のロイヤルドーノッホというゴルフコースをはじめ、海岸沿いの、いわゆるリンクスゴルフコースをブッ倒れるまで回ること。そして、インバネスローイングクラブを訪ね、日英友好関係に寄与すること???であった。

ゴルフに関する記述はだいぶ省略したつもりだがそれでもボートより、はるかに多くなってしまった。興味のない方は前半読み飛ばしてください。下の図は私の訪れたゴルフ場のあるところで、全英オープン開催コースこそありませんが知る人ぞ知るコースです。

興味のある方には連絡いただければいつでも情報提供します

My Route: Total Driving Distance 1800km

出発の1年半前から

スコットランドのゴルフ関係のウェブサイト経由で資料を請求し、夏坂健の本に出てくるコースを基本に、行くべきコースの概要、料金、場所、ビジター1人でもOKかどうかなどを調べはじめた。

日本の誤ったゴルフ用語を使って現地で恥をかかないよう、ゴルフ英語辞典も入手して通勤途中で読み返し、世界の正しいゴルフマナーをしっかり知るためにPeter's Golf Manner という本(注1)もトイレで用を足しながら繰り返し読んだ。宿泊の情報、地図などはアマゾンから現地のものを入手した。英国のAA(日本のJAF)のルートプランナーで拠点とするインバネスから候補としている全てのゴルフ場への道順、距離、所要時間をプリントアウトし、ゴルフそのものは最低でもハンデキャップ10にはしておかなければという思いからミズノゴルフスクールに入り、週3回ペースで月平均4000発以上の練習を続けてとりあえず11とし、英語は週1回、わずか90分だが会社の英会話教室でイヤでも英語をしゃべらなければならない環境に身をおいてきた。結構、用意周到なのだ。

出発の1ヶ月前、

インバネスローイングクラブのウェブサイトからメールを入れて、「6月12日(日)に訪ねるから漕がせて欲しいのだが艇庫の場所がよくワカランので教えてくれないか?」と頼んでいたところ、ウェブサイト管理者のNeilから「歓迎する」という返事と共に地図が添付されてきた。

ふと、彼のメールアドレスをみると、rowing.golfer@ ・・・とある。

お礼を述べて、ところでアナタはもしかしてゴルフする人?私の主目的は実はロイヤルドーノッホやネアンなど、ハイランドのリンクスコースを回ることなのだが・・・とメールすると、 「そう、私はゴルファー。そのどちらのコースもメンバーだよ。一緒に回れるといいね」と返事がきた。

わたしゃ思わずパソコンの前で「うひゃー!!」と叫んでましたね。「そりゃ是非おねがいします」と返事していたが、数日後、「今、気が付いたんだが折悪く、6月11,12日はスコットランド選手権がグラスゴーで開かれるため、私を含めた主要クラブメンバーは皆、不在で艇も出払っている。再調整しなきゃいけないね」との事。

ウェブサイトには木曜日の夕方18時30分からも人が集まるとあったのでその日に艇庫に行くことにして、既にほぼ組んでいた旅程を大幅に見直した。結構これに時間がかかり、出発の3日前、16日(木)に訪れることと滞在するホテルをNeil にメールしておいたが、遠征前でバタバタしていたのか返事はなかった。不安。

昨年から関わってきた新型ロードスターの量産立ち上げも終わり、7月1日から社内での異動が決まっていたこともあり、この週、ほとんど仕事らしい仕事はしていない。これでいいのだ。

6月10日(金)

自宅を出たのが朝5時半。広島空港から成田、ロンドン経由でアバディーン到着が同じ日の午後7時半。8時間の時差があるから所要時間は22時間。空港そばのホテルにチェックイン。小雨が降って気温は11℃ 寒い。

6月11日(土)

アバディーン空港でレンタカーを借り、インバネスまでは2時間半ほどで到着。 ホテルの受付にLoch Ness GCの場所を訊いたのに行ってみたら Torvean GC というハイランド唯一のパブリックコースだった。地元の Aran というハンデ18の人と回って体慣らし。その後艇庫の場所を確認しておく。

6月12日(日)

マフリハニシュGC 世界で最もスリリングなスターティングホール

朝6時前に出発し、ネス湖を横目で見ながら南下し、一路キンタイア半島の先端の街、キャンベルタウンへ。11時に到着。ここはポールマッカートニーと奥さんだったリンダが好きだった街で、ここの図書館にはリンダの銅像もあった。途中の景色はまさに息を呑むという感じで、何度も携帯から会社の同僚に電話したが、留守電で悔しがらせてやることができなかった。 お目当てのマフリハニシュGCへ。この日は快晴だったが海からの風がとても強い。1番ホールでは、地元の4人組が、私が1人と見ると先に行けと順番を譲ってくれた。 その人に 「クリスマスカードに使うから写真を撮ってくれないか?」と頼み、皆が見守る中緊張して打った大西洋越えのドライバーショットは、最高のドローボールでフェアウェイに。「Wow! Couldn't be better!! 」と賞賛を頂いた。

日本やアメリカで経験したことのない硬くうねったフェアウウェイ、膝まであるラフ、オッソロしく速いグリーン。今回回ったコースの中でここが一番タフなコースで、2ラウンドで10個のボールを無くした。

6月13日(日)

強烈な風雨でまるで台風状態。こういう中でやらなきゃスコットランドでゴルフをしたとはいえないだろう・・・ということで 半島の突端の Dunaverty GC へ。 「この天気でやる気かい?」 と言われながら25ポンドを支払ってスタート。途中凍えそうになるほど寒いときもあったが、前日のラウンドを反省し、とにかくボールを無くさないよう無理せずにプレーしたら、パー66のところを75で回れた。

ここは18Hで引き上げ、インバネスまで約350kmの道を戻る。眠い。

6月14日(月)

8時出発でイギリス本島最北のゴルフコース、Durness GC へ。思ったより早く3時間弱で到着。 ここは15ポンドで1日中好きなだけ回ってもいいことになっている。アップダウンの激しい9Hのコースを4回回ったらさすがに疲れた。ゴルフ場は比較的新しいのだが、景色がすばらしい。

沖合いではイギリス海軍のコンバットトレーニングが行われているようで時折、艦砲射撃?とジェット戦闘機の轟音が轟き驚かされる。当然食事はなし。ビール2本だけで寝てしまった。共同の風呂とトイレの部屋だったが朝食付で20ポンドは安い。

6月15日(水)

曇り時々晴れ Wick GCへ。ここは昔、大嵐の後バンカーの中に鮭が20匹ほど取り残されていたことがあるというコース。この日は受付には誰もおらず、名前を書いて Honesty Box の中に25ポンド入れてからスタートする。まるで無人野菜市場みたい。記帳するノートに2日前、日本人が2名来ているのを知ってびっくり。地元メンバーと2人で回った。10番のティーインググランドでホテルから取ってきたビスケットを食べ、包みをごみ箱に捨てようとしたら、新宿中村屋?の羊羹の箱があって笑ってしまった。

ホールアウトした直後から天候が急変し風雨が強くなった。

今日はもう止めようと思いながらドーノッホ方面へ。しかしせっかくだからと途中の Brora GC へ立ち寄り、重い足を引きずりながら回った。雨上がりのフェアウウェイを羊が闊歩し、ティーインググランドには牛が寝そべり、ウサギはそこら中を走り回りで 「あら?いつのまに牧場に入ったのかしら?」と錯覚する。

夕方ドーノッホに着く頃にはいい天気になった。宿泊はゴルフコースを見下ろす小高い丘の上にある、その名も ロイヤルゴルフホテル。夏坂健氏も良く泊まったというこのホテル、今回の旅行で一番格調高いホテルで、1泊朝食つきシングルで税込み93ポンド(19000円)。ルームキーにはゴルフボールがついており、ホテル入り口から30mでゴルフコースの受付に行ける。

6月16日(木)

快晴 ロイヤルドーノッホGC チャンピオンコース

インターネットで予約していた内容証明と日本でのJGAハンデキャップ証明書を持って、受付に行く。

名門コースはハンデ24以下でなければ回らせてくれないことになっており、証明書が必要だとウェブサイトには謳っている。しかしこれはあまりに下手な人がきてスロープレーされるのを防ぐためで、なくても大丈夫のようだ。

一緒に回るのはメンバーの HARRY というおじさんで、通常はグラスゴーに住んでいるが6月一杯休暇ではこのドーノッホに来ていて、モーターホームで寝起きしているとの事。このコースでのハンデは9で、私が日本で11だと言うと、いきなり1パイントのビールを賭けてマッチプレーを挑まれた。

あれよと言う間に18Hが終わり,1UPで私の勝ち。約束通り1パイントのビールをご馳走になった。

そのあと、もう1杯おかわりをしにいって、お金を払おうとするとクラブの人が 「これは私のおごりだ」-と言ってくれた。「何故だ?」と訊いたら、こう言われた。

「Harryと回っていただろ。18番で他人の作ったピッチマークをいくつか直してくれてたね。感謝の気持ちだ。

ところで最後のパットは惜しかったな。」

クラブハウスからは大体コースが見渡せるが、いいコースでは望遠鏡も備え付けられていて、よく見ているのだ。

それにしてもうれしいことだった。

日本のゴルフはやはりおかしい

2人で回って、18Hの所要時間が2時間40分。日本なら4人で9H終わって2時間30分、1時間以上待たされる間に昼食を取り、また2時間30分。下手すりゃ3時間。風呂に入って着替えて40分。ゴルフ場まで遠ければ、往復だけで最低2時間。完全に1日仕事だ。

ところがここでは朝8時にスタートすれば、11時過ぎには終わり、30分もあれば帰宅して、昼食は自宅で摂り、午後からは家のことも出来る。これが本来の姿だ。ゴルフを悪くしたと言われるアメリカでもそうだった。

6インチプレース、プレーイング4などという、くそバカルールを勝手にこしらえて、ゴルフを最悪なものにしたと言われる日本は、平地が少ないため無理して山林を切り開き、初期投資が莫大な上、高温多湿で芝のメンテにも金がかかるから、利益を上げるためにゴルフ場で食事をしてもらうことが必須なのだ。

日本で一番ゴルフ場の多い、兵庫県の山間部を飛行機から見ると、まるで害虫に食い荒らされた葉っぱを見るようで、誰でも異常だと感じるだろう。この点、英国ではゴルフ場が自然に住宅地にも溶け込んでいて違和感がない。

ハリーが「2時半からもう一度回るが一緒にどうだ?」 と誘ってくれたが、夕方の艇庫訪問にきわどい時間になるため断腸の思いで断り、12時半からとりあえずもう一つのStruie というコースを一人で回りインバネスへ。

インバネスローイングクラブへ 

インバネスのタワーホテルに着き、チェックインするとメモを渡されて、「今朝、Neil Wallace という人から電話があった。ここに電話してくれ。」 と言われ、最後に送ったメールが届いていたことに一安心。早速電話したが留守電で、とりあえず今日、夕方6時15分頃には艇庫に行くと入れておいた。艇庫はホテルからは車で僅か3分ほどのところだ。

ジャージとサンダルに履き替えて艇庫に行くと、2人のおじさんが来ており、ライフジャケットのようなものを持って話していた。車を降りて話し掛けようとすると、1人が、「君がHIROSHIか?」と話しかけてきた。「そうです。あなたがNeil?」「いや、私はDick。君のメールはC.CでNeilが送ってくれていたんだ。」「そうですか、ところでそれはライフジャケット?」 というと、今年2月にシングルスカルの少年が溺れ死んだ事故を受けて、スコットランドの漕艇協会が瞬時に膨らむタイプのライフジャケットを奨励し、それが今日届いてちょうど着用して漕いでみるころだと言う。

「日本にも同じようなのが10年ぐらい前からあるよ」 と言うと「おー本当か? そりゃすごい。すすんでるな」 と言われたが、敢えて何も言い返さなかった。

スコットランドでも当然水泳テストはあって、通常の練習着の状態で100m泳げることが条件となっている。

日本には着衣のままで泳がせてくれるプールそのものがまず、ないし、日本でそんな条件をつけたら、それでなくともボート人口が少なくなりつつあるのに、ますます減ってボート競技そのものが廃れてしまうのは必至だろう。それを恐れるあまり、お役所日本ボート協会は各団体の責任に任せ、なんとなく曖昧なままにしている。まあそれはそれでいいのだが、レースの際に浮き輪を義務付けるようなしょうもないことはさっさと止めて、ストレッチャーのかかとの紐が全てのシートで機能するかどうかを確認するような外国では常識化している合理的な事を何故すぐ導入しない?

レース出場時の権利放棄書の提出を義務付けることなどは、主催者側としては楽な方向なんだからすぐにでもできそうなものだ。これがあれば、10年前の朝日レガッタのように、遠方から時間とお金をかけて参加したクルーへの迷惑を一切顧みず、主催者が世間からの風当たりが強くなりイメージダウンになる・・・ということだけを心配して即中止したようなバカなことにはならないと思うのだがこれは日本の風土になじまないか?

その後、艇庫内の艇を見せてもらっているとNeilもやってきた。

なんと、Mazda 6(日本名 アテンザ)に乗っているではないか!!

W「俺はマツダのエンジニアで、このバンパーは俺が作ったのだ!!」

N「ええ!?そうなのか!? デザインも乗り心地も気に入ってるよ。」

実際はアメリカ版Mazda 6のバンパーを手がけており、ヨーロッパ向けの車両は防府生産だから私は関わっていないのだが、まあこの際どうでもいいのだ。

コーチのIanがどちらのサイドを漕ぐかと訊いてきて、シートは4番に決まった。

水域はカレドニアン運河という水路で、幅はせいぜい20m。ネス湖観光の船も通るので水深は結構あるのかもしれない。流れはほとんどない。もともと大西洋と北海を途中のネス湖などの湖を利用してつなぐための運河だ。

ネス湖から流れ出る川(ネス川)はインバネスの町の中心を通って、海へ注ぐ僅か5kmほどの短い川だ。水深が浅くとても漕げない。水は一見きれいなのだが鉱物が溶け込んでいるのか、湖も川も石もみな茶色に染まっていた。

スターン(ストローク)フォアの分漕から始まって、スターンペアの代わりに3,4番が入り、5,6番の代わりにバウペアが入って・・・のパターンでアップ。漕ぎ始めはファイナルの位置でブレードをスクウェアにして漬けた状態から 「レディ、ロー」で始まり、止めるときは日本と同じ 「イージー」だった。

SR20〜22のハーフプレッシャーで10分ほど漕ぎ、その後フルプレッシャーで20本の短力をSR36ぐらいまで上げて何セットか漕いだ。約5kmを漕ぐと水門があって、その先がネス湖のようだった。

何を隠そう私は今シーズン初めての乗艇で、右手には早くもマメができていた。明日以降のゴルフに備えてなんとかつぶさないように気を配って漕ぐのはなかなか辛かった。

太田川BC 森川工房のミニチュアブレード進呈

乗艇が終わって、バウフォアはオール、スターンフォアは艇の水洗いと手分けをして艇の片付け。

Wallace夫妻 Mazda 6 の前で  Neil の手には ミニチュアブレード

「一つしかなくて申し訳ないのですが・・・」 と切り出して、Neil に森川さんに作ってもらっていた、インバネスRCのミニチュアブレードのキーホルダーをプレゼントした。こいつの効果は絶大で、一緒に漕いだ皆が 

「わぁ!カワイイ! どうやって作ったの? いいなあ・・」と、とてもうらやましそうに言った。

皆の名前を覚えておきたいから教えてくれないか? というと、メンバーリストをくれて、親切に教えてくれた。一緒に記念撮影して、いろいろ話していたら、最初に話し掛けてきてくれたDick が「明日よければ一緒にゴルフに行くかい? Nairn (ネアン)というコースだが場所はわかるかな?」と誘ってくれた。このコースは1999年にウォーカーカップ(アメリカとヨーロッパのトッププロが名誉を賭けてするライダーカップのアマチュア版)が開催されたコースで、ぜひとも行ってみたかったコースの一つだった。

願ってもないことなので2つ返事でOK。Dickはそれで帰宅したが、Neilがこのあと、ビールでもどうだ?と言って、パブレストランに連れて行ってくれた。コーチのIanが先にきていて、航空写真家のTomも後からやってきた。1パイントのビールで乾杯し、結局ステーキとコーヒーまでご馳走になってしまった。 Neil夫妻は2人とも歯医者さんで、学生時代に知り合ったそうだ。

BeaによればNeilのゴルフの腕前は相当なもの(この地で相当やる・・・といえば間違いなくハンデは5以下)らしいがこの数年は奥さんと一緒にできるボートを優先して、結構こちらにはまってしまっていると言っていた。

エイトを漕いだメンバーと。撮影は5番の Dick

漕いだ後にパブレストランで (Neilはイングランド、奥さんのBeaはポーランド、コーチのIan はアイルランド出身で、とても国際的なテーブルになった。)

6月17日(金)

快晴 ネアンGC

翌日8時前にコースに着いてグリーンフィーを支払おうとするとDick が払ってくれた。

ビジターで来たら70ポンドするコースだがメンバーのゲストだと僅か10ポンド(2000円)。

「後で1パイントのビールをおごってくれればそれでいいよ」言ってくれた。

快晴で暖かく、海からの風も朝は穏やかで、楽しくラウンドを終えた。パー71で83。Dick には圧勝。

その後、自宅に招待してくれて(コースのすぐ裏)昼食をご馳走になった。奥さんのRobyn はピアノを習い始めたところだそうで、「何を隠そう私もヤマハ大人のピアノコースで教わっていたのだ」と言うと、何か弾いてみろというので、レットイットビーと井上陽水の少年時代を少々とちりながら弾くととても感動していた?

英国らしい家で、良く手入れされた芝と色とりどりの花が広い庭一杯に広がっている。良くしつけられた犬が3匹。

庭を自然の小川が横切り、その奥には小さなグリーンとピンフラッグ。

This is a real hidden gem! と言うと大笑いして「キミをここの名誉会員にしてあげよう」 と言ってくれた。

写真を送ることと、再会を約束して別れる。写真は艇庫の更新を地域にアピールするのに使ってくれるそうだ。

自宅から数kmのところにシェークスピアの「マクベス」に出てくる有名なカウダー城があって、そのそばに小さな9ホールのショートコースがあるから行ってみるといい と言われていたので寄ってみた。観光バスも停まっている。絵葉書にあるようなきれいなお城をちらりと横目で見てコースの方へ。

Dick’s Backyard Hole 約35Y Par 3 左側を自然のクリークが流れる

6月18日(土)  ああ、1週間前に戻りたい。

朝食を摂ってインバネスを離れ、アバディーン方面へ向かい、最後のゴルフとなるクルーデンベイGCへ。

午後3時からのラウンドで、上海から来たJerry, カナダから来たRon と3人で回り、ホールアウト後、乾杯して全てが終了。初日に泊まった空港そばのホテルへ移動。翌日ロンドンから成田へ。

健康でゴルフとボートと少しの英語ができれば、あっという間に友人もでき、スコットランドはとても素敵な訪問地になります。数年のうちにまた必ず訪れるつもりだが、今度はニュージーランドにするか・・

実質8日間11コース、225ホールまるで修行僧のようにバッグを担いで回った。歩行距離約120km。ここまでくるとゴルフも体力ですわ。

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