天気の変化に対応するため45分速くレースが始まった。風は順風で天気も随分涼しかった(25度程度)。
47,000人の観客が、本日最初のレースが写真判定にもつれ込んだことで大いに盛り上がった。
スタートでリードを確保したイギリスだったが、1000m地点では5クルーが2秒以内に並んだ大接戦となった。オランダと2位争いをしていたフランスが、1500mではオランダを追い抜き、最後のスプリントでイギリスを追い詰めた。ゴール後結果が出るまでしばらく時間が掛かり、イギリスが1位となった。彼らは将来注目されることになるだろう。
アテネ五輪の同じ種目で出漕していたギリシャのMariaSakellaridouは相方がシングルに転向してしまったので、新しい相方のAlexandra Tsiavouと漕いでいる。今日のBファイナルではギリシャが最初から最後まで首位をキープし、今大会7位となった。
日本で最も活躍している武田が須田と共にBファイナルでイギリスと対決した。スタートで前に出たイギリスは心理的に有利になった。しかし、日本は諦めずスプリント勝負を挑んだ。低レートの日本がイギリスをどんどん追い詰めていき、おとなしかった日本のアナウンサーも興奮を抑えきれなかったようだ。最終的には写真判定に持ち込まれたのだが、イギリスがハナの差で1位となった・・・
非常に緊迫した組み合わせであったが、スタートでロシアが飛び出した。その後アメリカが首位に立ち、最終的には南アフリカが実力を発揮し前に出た。その後も5クルーのスプリント勝負が続いたが、レート42の南アフリカが1位となり、レート44のイギリスが2位となった。
敗者復活戦では不運なことにイタリアの整調がブイパコをしてオールを手離してしまっていた。今日こそは!とイタリアクルーはやる気だった。しかし、スタートで飛び出したロシアが逃げ切り、結局イタリアはロシアを捕まえることが出来なかった。
イギリスと共にBファイナルに来てしまったオリンピックチャンピオンであるロシアは、1000m地点で失速してしまい2位となってしまう。1位はイギリスで3位はアメリカ。
シングルスカルのヒーロー、Karstenが多才ぶりを発揮し、ベラルーシーがロシアを最初から最後まで引き離し続け勝利した。
オリンピックファイナリストのカナダとオランダがぶつかり、カナダは終始オランダをリードし勝利した。