マスターズ世界選手権

9月8日から11日までの4日間、スコットランドでマスターズ世界選手権が開催されました。3000人が参加し、600以上のレースが執り行われました。1人で12の種目にエントリーした参加者もいた模様です。各レースの優勝者にはケルト調のメダルが授与されました。

イギリスからの参加者が最も多く、獲得したメダルの数でも二位に付けました。最も多くのメダルを獲得したのはドイツで103個のメダルを手にしました。

過密なスケジュールの中で参加者はスコットランドの伝統舞踊の見学や、地方に伝わるウィスキーの収集を楽しんだようです。数ヶ月前にボート競技を始めた初心者から、かつてのオリンピックメダリストまで実に幅広い人が参加しました。

「過去に国を代表する選手が出場する傍らで、子供がボート競技を始めた事をきっかけに自分もボートを始めた母親が出場している、これがこの大会の特徴である」とFISAマスターズ委員会議長のピーターモリソン氏は語ります。「この母親のクルーは後から始まったレースに追いつかれそうになったので、最後は慌ててゴールに駆け込みました。しかし、彼らはこのレースを満喫したようです。」

アラン・クラウザー選手は岐阜で行われた世界選手権のアダプティブの舵手付きフォアで優勝しましたが、今回はアダプティブでなく、彼が所属する地元のクラブの一員として参加しました。また、マスターズ世界選手権では初めてアダプティブのスカル競技のデモンストレーションが行われました。アダプティブのシングルスカルには、こちらも岐阜の世界選手権に参加していたロブ・ホリディ選手が参加しました。

岐阜の世界選手権から参加した選手としては日本の三菱ボートクラブがあります。60人のメンバーの多くは世界選手権に於いてボランティアとして大会を支え、今回は選手として参加しました。

本大会の詳細については次のサイトをご参照ください。

2006年マスターズ世界選手権はアメリカ合衆国、ニュージャージー州のプリンストンで行われます。

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