大西洋横断レース

想像以上の悪天候の中、11月30日にスタートしてから、ようやく中間点を通過したJamesCracknell(2度の五輪金メダリスト)とBenFogleは大西洋横断レースのダブルでトップに立っている。

今年の天候は非常に悪く、台風「ゼタ」にも襲われている。彼らは既に37日間漕ぎ続けており、残り1173マイルを漕ぎ続ける必要がある。40日の記録を破ることは不可能になってしまった。 「ゼタ」に襲われたときは2日間アンカーを降ろし停留せざるを得ない状況だった。

Cracknellはテレグラフで、20日はかかるであろう行程を残して、17日間分の食料しか積んでいないことを伝えている。

「僕達がゴールした時の姿はロビンソン・クルーソーみたいに無残な姿をしていると思うよ。僕なんかパンツも脱ぎ捨てて素っ裸で漕いでるし。」

CiaranLewisとダブルを漕いでいるGearoidTowey(ノルウェー五輪選手)は、ウェブサイトで現在の状況をアップし続けている。

「彼らは尋常ではない海のコンディションを報告している。さらに、三日前には、雷が近づいていることに気付き、全ての電気器具のスイッチを切ったその数秒後、今までに経験したことの無いほど、間近に雷が落ちてきた。」

イギリスからやってきた2人の兄弟と2人の従兄弟で漕いでいるフォアは、残り190マイルを残すだけであり、2日後には到着予定だ。

このレースは2931マイル(4727km)あり、キャナリー島から西インド諸島のアンティグアまで漕ぐ。20のダブルと2艇のシングル、4艇のフォアがエントリーしている。

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