大西洋横断レースのゴールと沈

2005年大西洋横断レースのトップクルーが西インド諸島のアンティグア島にゴールした。親戚同士で組まれたこのフォアは4727kmを39日で漕ぎきり、2位に1200kmもの差をつけている。JustinAdkinとRobertAdkinの兄弟とその従兄弟MartinAdkinとJamesGreenの4人編成で、19歳のMartinAdkinはこの大会の最年少記録だ。

「家族みんなが今日この場にきてくれていて本当にびっくりしています。ゴールできて本当に良かった。でも最後の一週間は悪天候に襲われひどい目にあいましたよ。残りの25クルーのみんなも心配です。」

「艇から降りるとなんだか違和感があります。アルコールなんて飲んでないのに酔っているみたい。今は、地面の上より艇のほうが安心できますよ。」

しかし、こうした中、同じ日に大西洋上ではアイルランドの五輪選手GearoidToweyとそのパートナーCiaranLewisはラダーの故障により沈してしまっており、近くを通ったスペインタンカーに助けられていた。(なんとかレースには復活したが。)

一方、ダブルスカルの先頭はイギリスの五輪金メダリストJamesCracknellとBenFogleのクルーで残り1400kmの位置にいる。

今回のフォアの39日間の記録は、過去の記録(2003年にダブルの出した40日間)を更新しており、これは2度の台風とハリケーンに遭遇したにも関わらず打ち出された記録として、輝かしいものとなった。

この文書の情報