2006社会人選手権に行ってきました

近藤晃弘

 7月の第2週の木曜から日曜にかけて社会人選手権に行ってきました。で、書くべき目新しい出来事も、複雑な勝負のあやもほとんどなくて、そんなんなら会報書くなとか言われそうですが、それでもあと35行ほどがんばって埋めていきたいと思います。

木曜日

レースは土日(というか土曜だけになる確率高し)のはずなのに、あえての木曜朝出発。長沼まで900km。今城氏は2日分も休みを取られました。本当にありがとうございます。社会人選手権で運搬が発生する予感がしたので、レースに出るために前もって有給休暇を取っておいたとのこと。その先見性と配慮の深さに脱帽です。道中は渋滞にも巻き込まれず安定した走行で12時間で到着。宿泊はコースから5kmほど離れた佐沼のビジネスホテル、自転車で移動します。

金曜日

練習に行くため自転車で丘陵地帯の県道をコースへと走っていると、道沿いから少し離れたところに、新しくきれいな建物が見えました。今城氏は、あれ何なんだろうなぁ、と最初の日から言っていまして、私は、田舎でその手のはたいがいラブホちゃいますのん、と思っていたのですが、私の予想に反してそれはその後お世話になることになるレストラン併設の温泉施設なのでした。夕方の練習が終わってから早速行ってきました、薄緑色で塩っ気のある温泉。

土曜日

雨の中レースでした。もともとなしペアは12艇エントリーの8艇決勝進出だったのが、当日棄権が2艇。決勝に行くハードルが少し下がります。予選は5艇レース。その中でいい勝負になりそうだったのが、警視庁と秋田ゼロックス、そのどちらにもスタートから500mまではリードを保って、ああこの調子なら敗復上がりで決勝も行けそうだ、などと勘定していたらあれよあれよいう間に抜き去られて、予選タイム最下位のおまけが付いて、本日で終わりそうな流れになってきました。
で、敗復の組み合わせの貼り出しを見たところ、ん、あれ、タイム順での振り分けが途中で崩れていて、最下位の僕らが上がりやすい方の組に入っています。これ修正されるんでは、と思ったが、今城さんが、いや審判長のサインが入ってるからもうこれで決まりだよ、とのこと。というわけで、敗復は4の3上がりで警視庁に勝てば決勝、負ければ終わり。主催者が下駄履かせてくれたおかげで、少しは決勝の望みがあります。ところが、さらに究極の下駄を履かせてくれることには、敗復のスタートに警視庁クルー来ませんでした。ダブルエントリーのナックルフォアを優先されたようです。よもやの消化試合。翌日も確定。夕食は温泉併設レストランでバイキング。料理もおいしくて、後で調べると東京資本でチェーン展開しているよう。なぜ長沼に。

日曜日

日曜日は雨も上がり、よく晴れた空のもと、レースでした。決勝8杯レースで、300mあたりからしっかり最下位を走ってしまいました。700m過ぎからはストサイの私がばててしまってサイド負けし始め、レーンを維持するのに必死になりながらゴール。50歳代シングルの部のサンヨーの田中さんの優勝タイムに負けました。

長沼での積み込みは人手も少ないし、どれくらい時間がかかるか心配していたのですが、東レ滋賀、三洋電機滋賀の選手の皆さんの手厚い協力のおかげで午前中に出発することができました。雨が一部区間で激しく降っていたのですが、それでもその翌日以降の豪雨に比べるとましだったようです。  来年以降も、国体次年度開催県が希望しない限り長沼で開催されるそうですが、せめて全国数箇所持ち回りで開催してほしいものです。毎年行くにはやはりちょっと遠い。ともあれ無事帰ってまいりました。           

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