楽しさあふれるテラスを作ろうよ

古川宗寿

 瀬田漕艇クラブ創設30周年事業のひとつとして、テラス作りを提案します。先回の理事会で承認いただいたので会員の皆さんの賛同とテラス作り(夢作り)工事の応援をお願いします。

 唐突ですが「企業は30年で寿命がきて衰退がはじまる」という話を聞かれたことがありませんか。これは企業に限らず、人の集まりでは初めはどんなに隆盛を極めても段々と組織や理念が時代とズレ始め、ほころびが目立つようになって衰退がはじまると言う説です。これはスポーツチームの世界でも幾多の事例があります。我々の瀬田漕艇倶楽部も例外ではないと認識するべきです。しかもいくら有能な人材をもって対処してもこの大きな流れを止めるのは至難であるのはいろいろな歴史物語をみれば納得頂けると思います。

ほころびの修復や欠点の補完をいくらやっても効果には限界があって下り坂に歯止めがかからないのが常なのです。その対策は発想をがらっと変えてとんでもないことをやるしかないのです。個人の人生においても同じことが起こります。これは持論ですが自分の衰退を防いでいつも活力ある人生にするために私は一仕事10年期限でやることに決めて生きてきました。10年経ったら他のことをやることに目標を置いているのです。何?おまえはボートばっかり47年やないかと言われそうですが、やっている中身は大きく変えているつもりですがね・・。前おきが長くなりました。これくらい大げさに言わないとテラスは実現しないと思ってのことです。30周年行事は単に記念パーテイーで祝って、終わりにしないでこれを契機に瀬田漕艇倶楽部は生まれ変わるぞ!との合い言葉で年間を通じて複数の行事が計画中なのです。今までのやり方は忘れて思い切っていろんなことを始めませんか。総合型倶楽部化宣言もその一つです。このテラス作り提案も一部です。お金が無いのに何がテラスや!ボートを買うのが先や。なんて言わないことです。でもお金がないのは事実なのでみんなの寄付と意気込みを集めて実現したいのです。コンセプトは東京水上倶楽部に負けないテラス。樹木を残して木陰の自然いっぱいのテラス。出張りを作って若者の出艇を激励できるテラス。日本中のボートハウスで一番いい雰囲気のテラス。煉瓦造りバーベキュウ釜付きテラス・・・・です。下手なイラストを描いてみました。他にアイデアありませんかね。工事予算は約80万円+工事使役です。これら総ては倶楽部の予算外工事で行いますので会員の皆さんの寄付を期待しています。計画倒れにならないために工事は新年早々にかかります。工事が段々、完成してきて、それを見たみんなが寄付を出したくなる雰囲気を作ってみせる気合いです。詳しくは工事工程表を作って次号で公表します。同時に寄付金納入口座も開設の予定です。お金を出さないからテラスに入れてあげないなんては言うつもりはありませんので安心して下さい。

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