ドラゴンボート講習会を終えて

井上豊宏

去る6月17日(日)にドラゴンボート講習会が開催されました。講師は同志社大学OB佐藤さんと立命館大学OBの山成さんにお願いしましたが、2人とも少し緊張した様子が見られつつも、時々独特の言い回しで「目からウロコ」のような説明を丁寧にしてくれていたと思います。(感謝感謝)講習会開催の手伝いをした僕としては、今後の練習において参考になるような内容をレクチャーしてくれ満足しているのですが、さて、参加された皆さんは如何だったでしょうか?

講習会を通して気が付いた点として、当たり前のことですが「ボート選手とは漕ぎの意識が違う」ということでした。特に山成さんの講習内容である、「『尻歩き』をもとにした『下半身の使い方』と『上半身への力の伝え方』」に関する説明と実践によって、はじめてボートとカヌーの目に見えない部分の意識の違いがはっきり実感できました。参加者の皆さんの反応を見ましても、僕と同じ感想を持ったのはないかな、と思います。また、佐藤さんは「歪な姿勢から自然な姿勢に戻し、また歪な姿勢へと持っていく」という表現や、「キャッチは歪な姿勢だが、出来るだけ自然な姿勢に近い意識でキャッチの姿勢を作る」といった独特な表現での説明は、ボート・カヌーをしていない人でも理解できるような分かりやすい説明だったと思います。

さて、簡単に講習会のレビューを行ったのですが、皆さん覚えていますでしょうか?インパクト的に山成さんの『尻歩き』の方が強かったかもしれません。カヌーでは、カヤックもカナディアンも尻歩きのように『自分の位置を前に持っていく』という意識で漕いでいます。しかし、ドラゴンの漕ぎ的に、尻歩きにより下半身で生まれた力を上半身、そしてパドルへと伝えていくためには、佐藤さんの講習内容をしっかり頭に入れ、体得していかなければなりません。つまり、「山成講習による力の発生と連動」を「佐藤講習による漕ぎ方やその意識」に活かしていく、といった所でしょうか。参加された皆さんの今後のご活躍を勝手ながら期待していますので、今度ともお力をお貸し下さいます様、よろしくお願い致します!

講習会の報告は以上として、ここで改めてメンバー募集をさせていただきます!4月よりスタートした2007年度ドラゴンですが、現在10名〜20名弱程度のメンバーで練習しています。実際の試合では20名の漕ぎ手と2名のドラマー・舵取の計22名が必要です。多い時には20名弱程度で練習しているのですが、少ないときには10名前後となることもあり、むしろその人数での練習の方が多い状況です。そこで、メンバーの募集をさせて頂きます!今年は参加したいが今の所参加できていない方、もしくは、今回の募集を見て参加を考えられた方がいらっしゃいましたら、気兼ねなく是非参加して下さい!よろしくお願いします。

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