コーチへの道(生兵法は怪我のもと)

見習いコーチ補佐 嶋田宏之

会報に連載を投稿していたことを東京転勤のごたごたで忘れてしまっていた嶋田です。 先月の8月14日から公認コーチの講習をみっちり受けてきました。内容は、ボートに限らず、すべての種目を対象とした共通科目で、スポーツ社会学に始まり、法律、医学、生理学、心理学、栄養学、トレーニング論、など非常に多岐に渡っておりました。

感想としては、これといって珍しい話は無く、FコーチやGコーチに教えてもらっていたことを再確認するようなものでした。本当に恵まれた環境に育ったものです。しかし、そんなことで安心している場合ではありません。中途半端に持っている知識で選手を指導していては、結局伝言ゲームになってしまい、正確な情報の一部しか伝えることができないものです。なんとなくの経験と感覚に、確かな知識を付け加えることで、まともな指導を行うべきです。なんとなく車を運転してきた無免許の人間が、他人に車の運転を教えるようなもの?

ちなみに今後の方向性としては、FコーチやGコーチにはない、自分自身のコーチングスタイルを探していきたいと思います。Fコーチには他人には真似することの出来ない経験と情熱がありますし、Gコーチは生理学の知識が飛び抜けています。

単に漕ぎ方や考え方を伝えるだけでなく、他のコーチにはない、なにかしらの武器を身につけたいと思っています。何かないかなぁ・・・。「世の中を無難に渡り歩いていく知恵」?

いずれにせよ、指導者としての経験は0に近いので、「the コーチ」の名を得るまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

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