第3回 河川を愛する市民会議 に参加して(環境討論報告)

鵜瀬 正樹

「美しい河川をとりもどすために、私たちに何ができるか」というテーマで市民会議に出席してきました。この会議は平成15年に第1回の会議が開催され前代表理事の竹内さんが出席されています。第2回は昨年開催されましたが瀬田RCは都合が悪く欠席しました。今年は9団体が参加し約30名でパネルディスカッションによる情報交換を行い、最後に各自が「私の環境一言メッセージ」を宣言し散会しました。

  1. あいさつ

    琵琶湖河川事務所長 津森ジュン様(H19春から現職)

    • NPOと行政の役割分担、協働が大切との話がありました。ディスカッションの中では行政側としての立場で感想を述べられていました。
  2. 司会進行

    県環境学習支援センター所長 井阪尚司様

    • 本会の司会進行を行われ実働面でのコメントを述べられていました。
  3. 討議内容
    1. 今気になっている環境問題について

      ・私からは、ボートから視た琵琶湖・瀬田川で気になる事について次の2点を提言しました。

      1. ここ最近、藻が太く長くなったのではないか?
        →外来藻や水位調整による影響かもしれない。
      2. ヨシ帯や自然岸が減り水鳥の居る場所がない!
        →過剰な護岸工事の影響!、他の団体も賛同
        他からは、特にゴミ、外来魚・藻→水体系の悪化、岸辺の高層建築物→景観悪化の問題意識が多く、源流となる森林の荒廃問題なども上げられました。
    2. 美しい河川をとりもどすための活動紹介
      1. 琵琶湖淀川流域交流会:行政との活動方法紹介
      2. 山門水源の森を次世代に引き継ぐ会:湿原観察コースを整備した県は保全ができず本会が実施
      3. 針江生水の郷委員会:生水(しょうず)と川端(かばた)のある生活。川端の宿は人気!
      4. 蒲生野考現倶楽部:日韓子ども交流体験の紹介
      5. 伯母Q五郎(子供エコクラブ):草津市志津小学校5年生の伯母川で見つける活動、伝える活動
      6. うおの会・河川レンジャー:魚の声や水生生物の声も拾って人間界に伝える。手作り新聞活用
      7. 瀬田漕艇倶楽部:水面からの視点で自然観察
      8. 瀬田川リバプレ隊:外来魚対策、ゴミ問題
    3. 美しい河川や琵琶湖に相応しくないものは?

      各発表を聞いて小グループで討議し発表しました。

    4. 私の環境一言メッセージ

最後に、全員が「環境宣言」を発表しました。

<開催予告!> 「ヨシ刈りとヨシ笛コンサートの会」の開催について

瀬田川リバプレ隊の主催により「ヨシ刈りとヨシ笛演奏を聴く会」が下記のとおり開催されます。ボーイスカウト、ガールスカウトの子供達、ボート関係者が参加をする予定で、後日正式に案内します。

  1. 開催日時 平成20年1月27日(日)9:00〜14:00
    (小雨・小雪決行、荒天の場合は2月10日(日)に順延して実施予定)
  2. 活動内容
    1. 9:00〜11:30ヨシ刈りと清掃活動 瀬田川名神・新幹線高架下一帯
    2. 13:00〜14:00ヨシ笛コンサートと環境の話 橋本自治会館
  3. その他
    1. 昼食時は主催者より温かいトン汁が準備されます。弁当は各自持参
    2. 作業のできる服装、長靴で、タオル、雨具、飲物なども各自持参

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