信毎諏訪湖レガッタ/全国ナックルフォア大会

大越 真紀

5月10日、11日の2日間にわたり、諏訪湖へ行ってきました。

実は、年明け早々のエルゴ大会の時に(いや、昨秋のHEADの時だったかな… 少し曖昧)何故か草野さんに、何故か私が、重ね重ね何故か「一緒に諏訪湖レガッタに行こうね」と誘われたのです。謎ですね…

参加種目は混合ナックルフォアの500mで、メンバーは古川さん、三宅さん、草野さん、私と相成りました。

古川さんと三宅さんが「勝ちに行く」と息巻いておられたと草野さんから連絡があり、内心ドキドキしていました。瀬田ローの会員の方には笑われるかもしれませんが、個人的には500m持ちこたえる自信がありませんでした。(通常のレースの半分なのに…)

レース前に一度ナックル艇で練習してみようということで、草野さんと2人、琵琶湖漕艇場で艇を借りました。瀬田ローの男性3人に無理を言ってお付き合い願い、ノーワークからスタート練習まで、まさに一夜漬けの様に面倒をみていただきました。そして、最後、 「ま、2人(男性)の邪魔をしない程度に一生懸命漕いで下さい」とアドバイスまで受けました。おっしゃる通り…

さて前日、諏訪湖に着いて、ライバルを確認すべく出漕クルーメンバー表に目を通すと、…これは…実はみんな勝ちに来てるのか??学生さんたちまでエントリーしていました。 我、瀬田漕艇クラブが合計年齢も合計体重もダントツではないですか… また私は弱気になってしまいました。そして、1日目のレース終了後、クルー4人揃って初めて練習しました。

当日、朝食後、4人で諏訪大社へ必勝祈願に行きました。「これで優勝間違いなし」と古川さんがおっしゃっていましたが、まだ私は不安で一杯でした。だって、他のクルーも拝みに来ていたかもしれないじゃないですか。

天気は曇りのち雨とのこと、風が強くかなり波が出ていました。私達のスタート準備の時も例外ではなく、どの艇もかなり流されていました。我クルーは地元の名コックスである平林さんが乗ってくださることになり、的確な指示でぴったりスタート位置(4レーン)に付けることができました。が、お隣の東京医科歯科大学が3レーンになかなか付けることができず、ようやくスタート位置に付けるも4レーンに進入してきてしまったため、何故か急遽レーン交替となり、結局、私達は3レーンに変更となりました。

そして、息つく間もなくクイックスタートで、気が付くと激漕の中、他のクルーの背中がちらりちらりと視界に入ってきました。最初はちょっぴり安心していたのですが、300mで自分が苦しくなってきたころからまたもや一抹の不安が押し寄せてきて、ゴールまで「早く終わってー」の一念で漕ぎました。

ゴールの「プッ」という音が聞こえて、優勝したことが分かった瞬間、本当うれしく思いました。さっきまでの心配はどこ吹く風、また参加したいなぁなんて思いました。現金な人間…

帰り道はりんごの直売店に立ち寄ったり、おいしい信濃そばを食べたりとすっかり観光気分でした。終わってみれば楽しい週末でした。

お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。ボートは初心者にも十分楽しむことができました。

この文書の情報