2004 Head of the Setaについて

今城 律雄

やっとボートシーズンも始まるのに「もうHead?」と思われるかもしれません。この文章が会報に掲載されるころには「2004 Head of the Seta」まで半年余りとなります。みなさんご存知のように、Head of the Seta はNPO瀬田漕艇倶楽部の公益事業の中でも最も大きい事業となっています。ここ数年は助成金をいただいて開催し、参加者も600人を超えるまでに成長しましたが、そろそろ一人立ちする時期ではないかということで、今年は助成金を受けずに、運営することになりました。助成金なしで赤字を出さずに運営するためには、昨年以上の参加者を集めることと無駄な出費を抑えることが必要です。また、これまでけが人やボートが大破するといった大きな事故は幸いながら起きていませんが、参加クルーの増加とともに、当然ながら「事故」というリスクも大きくなっていることは事実です。また大会の規模が大きくなるに従い、昨年は釣り人からの苦情もありました。瀬田川流域の住民からの苦情もそのうち出てこないとも限りません。運営する立場としてはこのような問題を解決しながら、より参加者に満足いただける大会にしていく必要があります。

ここ数年は助成金申請の都合もあり、この時期には予算が確定していました。しかし、今年は私の怠慢もありますが、まだ予算は確定していません。逆に「今年のHeadではこんなことがしてみたい」ということもまだ受け入れることは可能な状況です。昨年は実施できなかった市民ボランティアによる運営の補助などもあるかと思います。また話は変わりますが、先日参加した大阪シティレガッタ(旧大阪市民レガッタ)ではボートだけでなく、ドラゴンカヌーのレースも行われていました。観戦する人にとってはおもしろかったのではないでしょうか。最近は異種格闘技なども人気があります。個人的には瀬田川及び関西のカヌー団体にも参加を呼びかけてみてはどうかなと考え、ヒアリングを行っています。

昨年は近藤君が実行委員長として活躍してくれました。今年は私と共に実行委員長をしていだける方を募集しています。できれば平日動ける方、もしくは地元に詳しい周辺の会員の方にしていただけるとありがたいです。また「今年のHeadではこんなことがしてみたい」ということがありましたら、5月中に提案して下さい。おおまかなスケジュールは以下のように考えています。

  1. 5月:予算決定
  2. 6月:担当者を集めてキックオフミーティング
  3. 7月:ポスター、要項作成
  4. 9月:エントリー開始
  5. 10月:クラブ内Head of the Seta(予行演習)
  6. 11月6-7日:2004 Head of the Seta

また今年も会員のみなさまには、必ず2日のうち、1日役員として参加していただく、もしくはレースまでの事前準備担当をしていただくよう、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。そしてHeadの先輩格であるHead of the Charles を目標にがんばりましょう。

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