ポーランド〜!

相馬 嵩亮

一ヶ月前に静岡であった選抜大会に出場してきました。結果は、残念ながら2位です。優勝できると思ったんですけどねぇ・・・

はっきり言って僕はこの選抜に賭けていました。と言うのは、去年の静岡国体でズタボロにやられた腹・い・せ☆僕は国体で初めて民泊を経験しました。そしてその時にお世話になったのが大石さんと言う方で、出会ってから一週間も経っていなかったのに僕らのダブル(今、龍大にいる人と組んでいました)が、一秒でも速くなるにはどうしたらよいか?と真剣に考えてくださり身の回りの事も何から何までお世話になりました。そのお返しは一体何がいいかなぁ〜と相方と話していると、やっぱり賞状を見せてあげる事だろうと話は固まりました。ところが、迎えた準決勝・・・僕らはブイパコ+腹きりで負けました。中日本での青地先輩と同じ結果です。「準決勝敗退」(-_-;)

レース後は悔しさとやり場のない自分への怒りが込み上げてきました。だけど、そんな僕らに「頑張りました!」と大石さん達はわざわざ賞状を作ってくださいました。僕はその時ほど人の優しさを感じた事はありません。絶対に何かお礼をしたい!と思い、自然と矛先は選抜大会に向かいました。そして、冬期トレーニングも終わりを迎える頃から林とダブルに乗り始めました。

しか〜し、静岡に行く2週間前のシートチェンジまでクルーの状態は最悪でした。艇速は伸びない・やる気は空回り・クルーの意識統一がなされていない・・・色々ありました。ボートも辞めようか?とさえ思った日もありました。だけど、たくさんの人に励ましてもらい何とか出場まで至りました。ありがとうございました(>。<)

さて、いよいよ試合です。予選でどう転ぶかとか初の2000mレースでドキドキしていました。予選は京レガまではいかないものの「ぶっちぎり」でゴールできました♪明日は2レース・・・頑張ろう!と思っていた矢先に青地先輩がイチコロ・ハイコロしました。彼の様子を見ていたら悲惨でした。

2日目、準決勝の日です。当たりは林曰く一番きついところだったそうですが、何とか決勝にコマを進めました。1日2本とかしんどそーって思ったけど、また漕げる嬉しさもありました。配艇まで時間があったのでそこらへんをぶらつき、落ち着いたと思ったらある証拠写真※注も撮られちゃいました^^;

決勝を前に林は落ち着かず僕は生アクビ。いよいよ蹴り出します。タマ、剛健さん、黄瀬さん、大石さんなど多くの人に見送られ(青地先輩はスネて早退です)やる気は上がります。そしてスタートに着け2000m先のゴールにシドニーオリンピックLM2XのPolandのSyczの漕ぎをしながらイチバンで通過する所を思い浮かべながらスタートを待ちます。いよいよスタート。剛健さんに決勝はまた違うレースになると言われました。まさにその通りです!美方がどんどん離れていき、津久井はすぐ横にいて、瀬田工はやっぱり準決でバテたかな?という感じで500m・750mと過ぎて行く。1000m付近で美方とは4秒差・・・気にしていたらきりがないと思い自分の漕ぎにものすごく集中していました。「艇を安定させて強く長く押す」と剛健さんの言葉が頭の中で響きました。うぉ〜!気が付けば1250mでは美方との差は縮まり、津久井も寄って来ました。1500mを過ぎたあたりでは美方は完全にバテていて、あとは津久井との勝負だけでした。残り250m「うっしゃラストスパート!もう出し切ってやる!!」そういう心意気で押しました。津久井のほうを見ると勢いは断然うちの勝ち・・・行ける!早くゴールしたい!!と死に物狂いで漕ぎました。ふと気が付けば右に見慣れたオレンジの物体・・・「あっ!やってしもた。」と心の中で叫びました。やっぱりブイパコです。レース後残り50mでミスオールしたこととタイム差が0.4秒だったことを知った時はいたたまれなかったです。予選・準決とブイパコしていなかったのに、決勝だけ(T^T)

でも熱いレースができたと思います。最後になりましたが国体も選抜の時も面倒を見てくださった大石さん、早朝練を見てくださった剛健さん、応援に来てくれた黄瀬さん、瑛美、あと静岡までの移動や色々な面でサポートしてくださった京都の先生方、本当にありがとうございました。皆様のおかげで、うちのダブルはここまで頑張れました。まだシーズンは始まったばかりなので、これからの試合は勝利の味を味わいたいと思います。

(株)yokki代理※注2

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