朝日レガッタの御礼

今城 律雄

朝日レガッタも終了し、いよいよボートシーズン到来といったところでしょうか。

レースでは一般女子シングルスカルでは昨年の徳永さんに続き、今年は黄瀬さんが優勝、また高校女子シングルスカルでは玉川さんが2連覇と、瀬田RCでそれぞれ2年連続の優勝となりました。瀬田RC一般男子として朝日レガッタ13年ぶりの優勝を期待された嶋田、内田組が決勝に臨みましたが、残念ながら3位でした。この雪辱をきっと全日本選手権で果たしてくれるものと信じています。また今年から導入されたマスターズの部門では、瀬田ロー関係者が上位に入賞し、生涯スポーツとしてのボートを実践している瀬田RCの存在を知らしめたと思います。また朝日レガッタ初参戦の女子クオド、恒例の男子エイトは共に予選突破ならず。これらのクルーが活躍すればもっと瀬田ローの士気も高まるのではないかと期待しています。

また朝日レガッタは選手としてだけではなく、多くの会員がクラブ関連事業に参加していただきました。

公益事業としては高谷氏、松本氏を中心とする朝日レガッタコース設営、撤去作業は、決勝レースの途中から荒天の為、急遽500mレースに変更になりましたが、悪天候の中、高校生、大学生の若い会員が作業していただいたおかげで、スッテキボートの移設作業もスムースに完了することができました。

2年ぶりの来日であったMLC校の受入では責任者の狩谷氏および古川氏のご尽力、ウエルカムパーティー準備では女子クオドのみなさんの活躍、また山口家、相馬家、高谷家、坂本家、古川家のみなさまにはホームステイを引き受けていただき、ありがとうございました。必ずしも準備が万全だったとはいえないかもしれませんが、今後も継続してMLCとの関係が続けることができればと思っています。

恒例の朝日レガッタコーチセミナーは岸本氏を中心に準備を進めていただき、三洋電機琵琶湖荘の良好な設備を利用し、質の高いセミナーを実施することができました。講師を引き受けていただいた静岡大コーチ 今仁様、太田川BC 小沢様、どうもありがとうございました。

朝日レガッタ役員には松本氏が競漕委員として活躍され、審判には審判初体験となる山崎氏、それから高田氏に倶楽部から出ていただきました。自分たちの倶楽部活動だけでなく、協会、審判活動などに継続的に参加することは大切なことであり、ボート関係者の倶楽部への認知も高まっていくと思っています。

一方、朝日レガッタは倶楽部の収益事業としても非常に大きいイベントでした。朝早くから夜遅くまで瀬田ローショップの店長をしていただいた川原氏、飲料水販売準備にあたっていただいた押領司氏、Tシャツ作成責任者の嶋田氏ら、FM事業の山本氏、近藤氏のおかげで、必要な収益のいくらかを稼ぐこともできました。

また瀬田ローショップ前には普段倶楽部から離れている会員や、連休を利用して滋賀に戻ってこられた会員の方々の姿も多数見受けられました。これを機会にして、足の遠のいている会員の方々にはまた練習や全員集合日に来ていただきたいと思います。このようなボートマンの再会の場としても朝日レガッタは重要な大会だと再認識した次第です。

それぞれのレース、事業については無事実施することができましたが、実際の内容については多くの課題があったと思います。来年の朝日レガッタでは同じ事業を行うにしても、より質の高い事業にしていくために、各事業の担当者は事業報告書を提出していただき、次年度担当者の方の参考になる反省、意見、提案をして下さい。

朝日レガッタが終わり、次は全日本選手権です。出場する選手のみなさんは、「日本一」目指してがんばってください。また今年の大きな懸案事項である新艇庫ANNEXの整備作業も保全部の山本氏を中心にして始まります。できるだけ早く、有効に艇庫を利用するためにも会員のみなさまのご協力をお願いいたします。

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