代漕

中さやか

6月17日の夜に高谷さんからメールが入り、19日の県体に2×でエントリーしている女子大生クルーの一人が、急に出られなくなってしまったから代わりに試合に出てもらえないかということでした。

私が前回試合に出たのは去年の静岡国体以来でしたし、それ以降もほとんど練習していませんでした。瀬田ローに入会してから3回ほど乗艇し、低レートで漕いだ程度だったので断ろうかと思いましたが、「練習していないとかはまったく心配ないです。」と補足されていたので出てみることに決めました。

次の日の午前中 太田さんと練習することになり、私のシートはストロークになりました。 クルーのテーマは「1000mを漕ぎきる」

練習では、川のコンディションが良かったおかげで、レートを上げることができたので「明日は、なんとかなりそうだね!」とか、2人で話しながら先ずは一安心でした。

試合当日

太田さんから、ユニフォームを貸してもらい着てみると、ピチピチだったので周りの目が少し気になりながらも、蹴り出しました。コースに来てアップを始めようと思ったとき、救命具を積んでいなかったことに気付き、また戻って時間をロスして少し焦りながらもスタートにつけました。

試合は2クルーでしたが相手がどれくらい早いかもわからないし、自分がどこまでもつかわからないので、今までにない変わった緊張感がありました。 スタートは成功したのでこのまま行ければなんとかなるなと思いながら500mまで勢いで漕ぎ足けりをいれましたが、うまくいかず逆に艇速が落ちて漕ぎが乱れてしまいました。

「落ち着いていこう」と、何回か声をかけながら自分も腹切りする始末で、途中自分に呆れながらもラストスパート入ってからは、フォームも関係なくがむしゃらに漕ぎました。

レース内容は、良くなかったですが「1000mを漕ぎきる」というテーマは達成できたし、優勝することもできたので、結果オーライでした。

太田さんに「また一緒に漕ぎましょう。」って言ってもらえたことが一番嬉しかったです。( ´∀`)

これからも、また機会があればレースに参加してみなさんと仲良くしたいなーと思っています。

とりあえず、今の目標は「中さんの奥さん」と呼ばれないようになるです(笑)

おわり

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