「全日本社会人選手権M4- 3位入賞??」

山本和広

はじめまして。昨秋入会した山本です。今回7/24〜25に行われた、全日本社会人選手権に4-にて出漕致しました。結果は6艇中3位という素晴らしい?結果でした。早速ですが、試合について下記の通り報告させて頂きます。

7月24日

本当はM2×で出漕するはずだった中沢君もお手伝いとして来てもらえる事になり、計5人で福島まで移動。8時間かけて昼頃に到着したが、その頃にはすでに試合が行われていた。「ここは東北か?」という位非常に暑い日で、その日の試合や観客(純粋な「観客」はほとんどいなかったと思うが)を表しているようだった。

試合後、早速練習。スタートを中心に練習したが、レートはでないしまっすぐ進まない。でも、環境が抜群だった。先述したように気温は高かったが、水温は低いため、非常に涼しく感じる。しかも、コースを抜けると水面が非常に落ち着いているため、かなり漕ぎやすい。そういう事もあって、試合前にもかかわらず長時間練習できたおかげで、結局まっすぐは進まなかったものの、レートは瀬田で練習していた位には出るようになった。

その日の晩は古川さんも交え、6人で酒を飲みながら、ボート談議に花を咲かせていた。傍から見れば、酔っ払いオヤジが酒飲みながらウンチク垂れている様にしか見えず、誰も明日試合を控えた選手とは思ってもらえなかっただろう。

7月25日

朝練習するはずが、起きてみると霧で何も見えない。すると、漕艇場から出艇禁止の放送が流れてきた。昨日の疲れもあり、みんな放送を聞くや否や、すぐに寝てしまった。

もう一度おきた頃には霧もすっかり晴れていて、気温も上がってきた。絶好のレース日和だ。

レースの1時間くらい前に出艇。アップを済ませ、スタート地点へ。ステッキボードにつけるのにかなり苦労したが、何とか時間内にスタート位置につける。スタートで出られるとかなりきついな…と心配していたが、そんなに出遅れることなく、順調にスタート。整調だったのに、スタート直後に目の前に2艇見えたので安心していたら、審判艇から注意の声が。よく見たら、3レーンのはずが2レーンのど真ん中を漕いでいた。慌ててもとのレーンに戻そうと必死で漕いでいたら、今度は4レーンに。今までまっすぐ進んだことがないので、当たり前と言えば当たり前なのだが、それにしてもただでさえ練習してなくて体力的に心配なのに、蛇行してしまって精神的にかなり萎えてしまった。しかも、ふと横を見るとまだ600M。あと400Mもあるのか…、なんて情けない事を考えていると、6レーンと並んでいることに気づく。負けたくない一心で必死で漕いでいると、もともと半艇位の差があったみたいで(しんどすぎてそんな事もわかってない)、そのまま3位でゴール。一発決勝の上、2位と10秒以上差をつけられており、素直に喜んでいいのかわからなかったが、「全日本社会人の3位」と言う言葉に酔いしれていた。しかし、喜んでいたのも束の間。早速帰る準備をして、昼食を済まして福島を出発。「朝練習してたらバテて最後踏ん張れなかったかも…」なんて調子の良いことを言いながら、その日のうちに滋賀に。明日は仕事。社会人はつらい…。

最後に、今回出漕するにあたり、艇運搬に協力して頂いた三洋電機滋賀の方々やお手伝いで来て頂いた中沢君をはじめ、色々な方々に協力頂きました。この場をお借りいたしまして、厚く御礼申し上げます。

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