やっぱボートは楽しい!

小林孝史

瀬田漕艇クラブのみなさま、こんにちは。

京都大学でコックスをやらせて頂いていた小林孝史(こばやしたかふみ)といいます。通称Dukeです。卒業後も瀬田漕艇クラブで空いているクルーでコックスをやらせて頂いたり、NRAやNTT滋賀で空いているシートを与えて頂いたりしておりましたのでご存じの方もいるかもしれません。

この2年か3年くらいすっかりボートから遠ざかっていて、そのせいもあり体重も増加してきました。昔あった人は少し驚くかもしれませんねえ。この前、東大京大の定期戦で久しぶりにコックスをやって「コックスっておもしろいなあ」と改めて思ったものの、しばらくクルーに乗る機会は無いと思っていました。あと、一応仕事の関係で今年を最後に京都(に住んでいる)を離れることになりそうなので、このままボートがしばらくできなくなるのはさびしいなあと思っていました。

幸いにも、そんな時に瀬田漕艇クラブの通称オヤジクルーで京都レに出ないかと声をかけて頂き、少し仕事が忙しかった(学会発表直前)もののOKをだしました(その3日後にはもうレースなんですが)。

しかし、練習前日に台風が通過したこともあって練習は全くできず、当日本番で練習および試合と言うことになりました。当日は台風の影響でトヨタ自動車が遠征できなかったこともあり、7杯中6杯決勝に進めるといういわゆるおいしい展開。

朝にはりきって練習しようと意気込んでいると、岸本さんがなぜか来なくて結局1時間遅れくらいで乗艇を始めました(岸本さんに対する嫌みですが)。なかなかコックス感が戻らず、漕手に無駄に(無駄ではないですが)距離を漕がせてしまい、漕手の殺意を感じました。

揚艇した後、1時間後に出艇して予選。予選は京大3rd 8+と滋賀経のOBクルー(?自信ないけど)と48年会で2ぬけ。48年会の次のいすを狙う。はずが、なかなか滋賀経のOBクルーが早くて3着でゴール。差は1艇身無かったと思われるので、レースを捨てて敗復に集中させるまではなかったため、この辺で漕手の疲れがピークに来たようでした。

敗復はさらにその1時間後に出艇。揚艇したらまた1時間後に出艇して決勝。この敗復は、できるだけ体力を温存して漕がせないと漕手が帰らぬ人となってしまうと思い、なるべく力漕みたいなスパートをかけずに勝つことを決めました。結果、スタートで最下位のクルーから半艇身ほどリードを奪ったので、なるべく大きくあわせて漕ぐように指示を出したのですが、スタミナがないのかことごとく漕ぎを崩し、ずるずると予選で勝っていたはずの京大3rd 8+にまで負けて最下位へ転落してしまいました。終わったときは、たぶん「悔しい」というよりも「3本漕がなくてよくなったんだ」というのが漕手の感想かもしれません。それくらいみんなばててましたね。

京都レ参加クルー中最下位という不名誉な成績を残してへこんでいたものの、やはりボートは楽しいというのが今回の感想です。コックスというポジション上、外国などに就職したらボートを続けるのは少し難しい気はしますが、試合をまた見に行くところからボート生活を復活させてみようかなと思っているところです。

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