大阪レガッタ参戦記

盛田 悠平

僕は11月4日に浜寺で行われた大阪レガッタに舵手付きフォアで出場しました。フォアのメンバーはC山崎さんS京さん3盛田2能口さんB相川さんで、登録名はZ戦士です(当初は京さんのところに高山さんが乗り、全員が膳所高出身であったためです)。このフォアはレース前日に少し乗艇しただけで、ほとんど練習したことがなく、ほぼぶっつけ本番となりました。しかし、2週間ほど前にフォアの出漕クルーは僕ら1クルーだけだと知り、目標は楽しく速くベストを尽くそう!みたいな感じになりました。

レース当日の朝、審判の仕事で加古川に出かけていて、浜寺で合流することになっていた山崎さんを除く4人が、やや早い時間に瀬田ローに集合しました。朝早いにもかかわらず、京さんを筆頭に4人のテンションは高めでした。今回、艇は借艇できることになり、運搬するのはオールや工具などだけで済んだので、京さんの車一台で移動することができました。

浜寺に到着し、しばらくしてから、京さんと相川さんは山崎さんを駅まで迎えに行きました。同じ日に浜寺では近畿の高校生の選抜出場をかけたレースの決勝が行われていたので、それを能口さんと観ていました。当初借りる予定をしていた艇があるアクシデントにより借りられなくなり、浜寺RCさんの艇を借りることになったのですが、その艇は高校生がその日のレースで舵手付きクオドルプルして使っていたため、そのレースが終わるまで待たなければいけませんでした。山崎さんとも合流し、高校生がレースを終えて艇を上げるやいなや、僕らはリガーを外してスイープ用のリガーを取り付け、リギングをしました。リギング後少し時間があったので試し乗艇することに。軽く乗艇した後、リギングの細かい部分を調整し、あまり休む間もなくレースへ。付きフォアは出漕クルーが僕らだけだということで、同レースでは一般男子ダブルスカル2クルー、中学男子舵手付きクオドルプルと並べてレースをする形となりました。アップの段階ではこれはまあまあいけるんちゃうん!?て感じでレースが楽しみになりました。

そしてレースがスタート。スタートは思いの他上手くいきましたがチラッと横を見るとダブルスカル1艇にめちゃめちゃ出られていました。ちょっと焦りましたが、そのうち抜けるやろうと思ってとにかく1本1本に集中しました。予想通り、その差はどんどん詰まり、500mくらいのところでトップに立ちました。あとはどれだけ差をつけられるかというところで、落ち着いてしっかりと漕ぎ続けました。ラスト500mの時には何艇身あるかというくらい差がついていましたがラスト頑張ってスパートをかけフィニッシュ。整調の京さんはかなり疲れていたそうです。

しかしレース後にアクシデントが!!審判艇が白旗を上げた後に僕らのところに近づき、「Z戦士の方は受付されてませんので艇の上げたらすぐに本部へ行ってください」と言ってきました。確かに相川さんは本部でパンフレットをもらってきたはずなのに…。どうやらパンフレットをもらっただけで受付したことにはなっていないようでした。大きな大会なら即失格となるところでしたが、出漕クルーが1クルーだけだということで見逃してもらえました。

その後、京さんが浜寺RCの方のお誘いを受けてフォアに乗ってました。その元気は僕も見習いたいです(笑)。そしてみんなで大盛りのラーメンを食べて瀬田ローに帰りました。この大阪レガッタは今シーズン最後のレースでしたが、ある意味しめくくりにふさわしい楽しいレースができたと思います。相川さんを初めクルーの皆さんありがとうございました!

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