2003 HEAD OF THE SETA のご報告

近藤晃弘 (kondo@rowing.jp)

大変遅くなりましたが、Head Of The Seta のご報告を致します。

前号の会報にもあったように今年のHead Of The Setaにはのべ313クルー612名という多数のご参加を頂きました。ご参加下さった選手の皆様本当にありがとうございました。

今年のHead においては、大会運営がこれまで培ってきたアットホームな運営という基盤の上に、計測や安全、サービスといった面でプロフェッショナルな運営をプラスしていく段階に差し掛かっているということを念頭に置いて、7月以降準備をお願いしてきました。特に注意を払うべき安全面に関しては、途中漁船がコースを走るというアクシデントがありましたが、コースブイがうまく設営されていたことや、多くの運営スタッフでコース監視にあたったこともあり、レース艇同士の接触事故は把握している限りでは発生することなく済みました。なお両日合わせて88名の会員がレース運営に携わりました。

また地元企業への協賛依頼、当日のレースアナウンスの実施、レース告知横断幕の設置等、地域へ浸透すること、また観て楽しめるレースとして認知してもらうことを目指した試みも、今年から開始しました。

ただ参加者ベースでは年々増加傾向にあったこの大会ですが、昨年の638名から初めて微減になっています。特に出場団体数で比較すると昨年より15団体ほど減少しており、毎年ご参加下さっている団体様が多人数でエントリーして頂いたおかげで昨年並みの参加を維持できたという形です。学生団体、特に阪神間の大学からの出場が今回ほとんど頂けず、事前のPRに関して反省しなければならない点だと考えています。

私も今回、Head Of The Setaを通してほんの少しながらボート界の賑やかしに貢献できれば、また運営する側にも楽しさをもたらしてくれる大会にできればと考えてHeadの準備に携わってきました。仕事を仕切ることの難しさ、自分の至らなさを痛感した3ヶ月でしたが、やりがいは十二分にありました。そしてリーダーシップを発揮し、ビジョンを描くことがともすればおろそかになってしまったことは、私にとって大きな反省であり、今後の糧でもあります。このような実行委員長を温かい眼で見守り、御叱咤下さった会員の皆様方には厚く御礼申し上げます。有難うございました。

来年開催されるHead Of The Seta がより盛大に催されることを願っています。

なお今大会の準備・運営に関してお気づきの点がお有りの方はkondo@rowing.jpまたは瀬田漕艇倶楽部Web Forumまでお寄せ下さい。

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