朝日レガッタを終えて

高谷智也

「来年は頑張ろうな!」おやじクルーの毎年のきめゼリフを、なんとかしたいと思いながら、今シーズンも、朝日レガッタおやじエイトは、啓蟄に少し後れを取りながら、始動しました。

目標は、準決勝進出!今年は、選手チームに近い選手など、若い選手も加わり、「今年はいける!」そんな野望が、練習に向かう喜びになっていました。ただ自分がメンバーに加わることが出来るのか?という不安も抱えながら、週末の練習を続けました。それぞれ経験のあるメンバーなので、みんなが勝つための法則は知っていながら、年令的にも、仕事や家庭が充実し、練習時間を確保する事が難しく、揃っての練習は、結局数えるほどになっていました。

当初は、「忙しいのはわかっている。集まれる時間が夜中なら、夜中に練習しよう!」なんて気合いを入れてたんですが、おやじに不似合いな気合いは、麦酒の泡とともに・・。

言い訳じゃなく、みんな情熱はあったんです。それがしがらみにひっぱられる。結果が結果。選手チームには余り聞かせたくない話ですが、練習が楽しいんですよね。高校や大学時代に目一杯やって、そのあと生涯スポーツとして続けるうえで、その領域に入ることは、とても大事なことです。

でもやっぱり、ボートの練習が楽しいわけ無いんですよね。はっきり言って我慢大会。やっぱり大きな大会で戦うレベルでやるには、艇庫に来るのが、嫌になるくらい練習しないとダメなんですよね。朝日は、やっぱりそのレベルの大会ですね。今年も結局目標は達成されず、クルーのみんなにはぞれぞれの思いがあったと思います。「今年はよーやった!」「物足りん!」なんて。正直僕としては難しいところですね。もうちょっと結果がほしかったという思いもあるんですが、実は満足感もあるんです。やっぱり週末は、艇庫に活気がありましたしね。とりあえずシーズンは始まったばかり。でもシーズンはあっという間に終わってしまい、気がつけばオフシーズンに入ってしまいます。

シニアチームの皆さん。人生は短いですよ。ボートを漕ぐこと。レースに勝つ喜びを得ること。仲間と、同じ時間を湖面や艇庫で過ごすこと。短いシーズン(もちろんシーズンオフも来てね。)、今年もいろんな喜びを瀬田ローで共有しましょう!週末になれば、少しでも多くの仲間が集まるクラブであり続けるように、是非艇庫に集まってください。それではまた、瀬田ローで会いましょう!

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