I Love Seta

門馬結

私にとって「瀬田」は友人の黄瀬さんや岡西(旧姓 徳永)さんがいるおかげで、学生時代から何度も遊びに行かせてもらっていて、自分で「第二の故郷」と豪語している(二人にとってはいい迷惑!?)くらい愛着のある場所です。最初の頃は、琵琶湖の水をかぶって熱を出すこと2回、荒れた琵琶湖を漕いで瀬田ローに帰ろうとして艇が沈みかけ、「死」を覚悟すること1回など「きっと瀬田は体に合わないんだ」と思えるほど琵琶湖に嫌われていましたが、琵琶湖も何をしてもへこたれずにやってくる私に観念したのか、最近では悪さをしなくなりました(私が慣れただけ?!)。瀬田は荒れたりもしますが自然の中で漕げるところが、私が一番好きなところです。

そんな中、先日行われたヘッドオブ瀬田に参加してきました。10月末に来た時よりさらに紅葉が深まり、のんびり漕ぐにはとても良い季節になっていましたが、今回はトライアルレースへの参加だったので、そんな「ほのぼの感」も味わうことなく瀬田入り→リギング・乗艇→レース→撤収という強行日程でした。

「瀬田のレースは琵琶湖レガッタと関選以外は出てるんじゃないか」疑惑がある(かどうかは定かではないですが)私は、ヘッドオブ瀬田への参加も気づけば今回で3回目になりました。3回目にもなればそろそろコース取りもうまくなっても良いものですが、やはりそううまくはいかず、バックミラーをつけようか真剣に悩みました。

さて、私が今回レースに参加して感じたことが2つあります。まず一つ目は「参加者の多さ」です。確かに選考レースがあったとはいえ、以前より断然クルー数が増えているように思いました。運営される方々はご苦労があるかと思いますが、参加者が増えると応援・レースなど全てにおいて活気がでるのでとても良いと思いました。ただ、レースが始まると川でアップができなくなり、琵琶湖の方でのアップを余儀なくされましたが、練習水域の航行ルールが少しわかりにくく、さらに艇も多いため、私自身も含め危ない場面を何度か目撃しました。普段安全には十分気をつけてはいても、あれだけ艇が水上にあれば、さらに注意しなければならないなと思いました。

次に、これは私がかなり感動したことですが、「ブイの設置」です。私は'01を最後に参加してないのでいつからブイが張られるようになったのかわからないのですが、膨らみがちになる橋げたのところ、逆漕になりそうなところにブイが張ってあったのでとても漕ぎやすかったです。さらに、前日の夕方に瀬田川を支配していた水草が朝にはほとんど撤去されていたのもスタッフさんのお心遣いを感じ、とても感謝しています。

私自身の結果は実力通りで、散々なものになってしまいそこが唯一悔いの残る点ですが、今回久しぶりに参加してみて、ヘッドオブ瀬田は瀬田ローのみなさんをはじめとする瀬田川とボートが大好きな人みんなで作り上げられているものだとつくづく感じました。これからもどんどんボート人口が増え、第二の故郷である瀬田川がもっとボートでいっぱいになるといいなぁと思います。そして、瀬田に負けないようにいつか「ヘッドオブ川辺」も開催したいと思いました。その時はみなさんぜひ参加してくださいね♪

※今回Head Of The Setaの参加者の感想を聞いてみたいなと思い、会員ではありませんが中部電力ボート部の門馬さんに投稿をお願いしました。

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