9月2〜3日に三菱養和会戸田艇庫に於いて日本アダプティブローイング協会 (Japan Adaptive Rowing Association:以下JAAと表記) 設立フォーラムが開催されました。 JAAは、昨年、岐阜にて開催された世界選手権の際にアダプティブ(障害者)種目で日本選手の参加がなかったことを受け、設立されました。(平成18年7月1日設立) 障害者ボートの普及振興と社会参加の援助を目的としており、日本障害者スポーツ協会(JSAD)、日本パラリンピック委員会(JPC)にも認可を受けています。
協会設立セレモニーでは最初に、日本における障害者ボートの第一人者である木村稚夫氏(JAA副会長)の挨拶がありました。木村氏は1993年、チェコのプラハで障害者ボートのデモが行なわれたのを見学されてから、日本でも取り入れようと精力的に活動を続けておられます。 ようやくこの日を迎えることが出来たという喜びとともに、来年のミュンヘンでの世界選手権・2008年北京オリンピックの出場に向けて活動していきたいと、今後の抱負を話してくださいました。
その後、岡本悟氏(JAA理事長)から協会設立へ至る経緯などの報告があり、ロゴマークが発表されました。また、JAAの所有となる新艇4艇の名前が紹介されました。
艇の名前はそれぞれ次の通り
これら4艇のうち、2艇(4+・KF)は鶴見川漕艇場へ運搬するということで、残りの2艇(1X・2X)がお披露目され、進水式が行なわれました。
フォーラムには約40名が参加。練習会では、アダプティブ選手を中心に、それぞれが1×、2×、ナックルフォア、エイトに分かれて乗艇しました。私も、漕ぎ手として参加し、ウラン艇にも乗艇させていただきました。(1×、2×はシートが固定されており、背もたれがついています。また、沈を防止するためのフロートが取りつけられています。)
夜にはイギリス・イートンで開催された世界選手権の報告と理学療法士による講演(クラス分けやトレーニングに関する話)が行なわれました。
3日は午前中に2部練を行ない、昼食後に解散。