エルゴ大会に向けて

野村宗史

10月8日(日)に瀬田北学区の運動会で小中学生向けの“ミニ”エルゴ大会を開催しました。準備の段階では「子供がどれくらい興味を持ってくれるかなぁ」と考えていたので、参加賞のジュースを用意したりしましたが、実際にやってみると、子供がわらわらと集まる集まる。選手を極限まで追い込むトレーニングマシーン、エルゴメーターも子供の目には大きなおもちゃに映るようです。タイムを取って記録を残したりしていたのですが、何度も挑戦する子もいて、エルゴのお兄さん&お姉さんは目が回るような忙しさでした。子供にとってエルゴはボートを知るのに、敷居の低い親しみやすいものなんだなぁと改めて感じました。また、会場では瀬田出身の日本代表選手を見かけました。今回参加してくれたちびっ子の中から将来の日本代表が生まれるのもそう遠くない話かも知れませんね…。今回のイベントで参加者の応対をしてくれた太田さん、竹内くん、山本さん、中村さん、お疲れ様でした。

さてエルゴの話を続けますが、子供に大好評のエルゴメーター、ボート選手の中には苦手意識を持っていたり、毛嫌いしている人もいます。(かく言う僕もエルゴ嫌いの一人です・・・)そんなエルゴですが、ボートで必要な体力が陸上で安全に養えるため、乗艇が出来ない事が多い冬季トレーニングでは欠かせない存在であり、選手の体力を評価するのに非常に優れた機械であります。特に2000mのタイムは選手の強さを計る指標と言え、“7分切り”を目標に掲げる男子選手は多く存在します。また、昨年は2000mのエルゴのタイムがナショナルチーム候補選手の合宿参加条件となっていました。(ちなみに男子軽量級の選手では6分30秒、女子軽量級の選手で7分30秒が参加資格)このように、優れたトレーニングマシーンではあるのですが、景色が変わらなかったり、タイムが常に表示されてたりで、精神的にも肉体的にも追い込まれてしまいます。しかし、練習後の達成感は他のトレーニングでは味わえないものがあります。

今年も全国マシーンローイング大会が各地で行なわれます。近畿地区では1月21日に神戸で開催されます。僕はここ2年間続けて出場しているものの、タイムは下がる一方です。昨年はベストタイムの7′10″に遠く及ばない7′24″(男子軽量級19〜29才のカテゴリーで354位)でした。今年は自己ベストの更新を目標に出場する事を早々に宣言しておきます。ということで1月のマシーンローイング大会にみんなで出場しませんか?みんなで練習して、参加しましょう!しんどい大会ですが、大勢で出れば楽しいと思いますよ。

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