ロングレースIN広島

内田太二

11月初旬に広島で行われたオータムレガッタ(9キロ)に参加してきました。現地に着いた黄瀬さん、井原さん、大村さん、内田は、広島市内をほぼ直線で通り抜ける片道4.5キロのコースを艇に乗って下見をしました。川は瀬田川よりも広いですが、海が近いため干潮と満潮では1日の間でかなり水位の差があります。土手は潮の満ち干用に整備されていましたが、船台はなく潮混じりの川にサンダルと共に入っていきながら蹴りだしをするコースでした。

▲手作りのトロフィー。
個性的でステキですね!

レースは前日に到着した僕たちは、コーチングセミナーには参加しなかったものの、その後の懇親会には参加し、そこで、軽く食事をしながらスタッフの方々や選手と親睦を深めました。懇親会には30名ほどの参加がありました。

次の日は9時に開会式、10時にレース、12時から表彰式と親睦会(トン汁とおにぎりが振舞われました)。レース参加者は70名ほどだと思います。30秒毎に20クルーほどが出ていきました。ここでは、アダプティブの部(障害者の部)があり、その方たちは4+に乗られていました。 オータムレガッタの印象は、瀬田のロングレースと比べると小さなロングレースだなという感じです。でも小さい分、同じ場所から全員が出艇しますので、出場者の顔が全員見えますし、他団体とも話しやすい雰囲気です。そして、レース後にトン汁やおにぎりが振舞われ、それを食べながら親睦というのも瀬田には無い良さでした。

今回オータムレガッタで感じたのは、大会の運営で大切な事は、大会の規模の大きさとかではなく、『主催者がどういったテーマを持ち、その大会を運営していくかが重要である』と言う事です。オータムレガッタでは、「頑張る選手たちを丁寧に一人ひとりもてなそう!」というテーマを感じました。そのお陰で、色々な方々と仲良くなって帰ってくる事ができました。これは今まで大きなロングレースしか経験のない僕には新しい視点です。

ヘッドオブザ瀬田のテーマは何かと考えた場合、思い浮かんだのは「観客が観て楽しい!出場者が漕いで楽しい!」というのがテーマかなと思いました。NPOとしてスポーツの楽しさを伝えていこうとした時に「観て楽しいって何だ?」「漕いで楽しいって何だ?」という事をはっきりと捉えて大会を運営していく必要があると強く感じました。そして、この2つの部分をはっきりとさせて運営していければ、自然と大会の規模も大きくなっていくとも思いました。来年度のヘッドに向けて、この部分を話し合えるチームを作って、そのチームに参加して話し合っていきたいです。

今年のヘッドではほとんど役に立てていなかったので、来年は今年の分も含めて、企画の段階から加わるぞーー!!

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