19歳未満の選手を対象とした世界大会である世界ジュニア選手権が、ギリシャのアテネで開かれました。アテネは早くも来年に迫った次回オリンピックの開催地で、この大会はオリンピックのプレ大会としても位置づけられています。
日本からは6月の全日本ジュニア選手権で選考された男女それぞれ5名づつが熊本での一次合宿、田瀬湖・久々子湖での二次合宿を経てアテネに派遣されました。瀬田漕艇倶楽部からは玉川由紀さんがジュニア代表選手としてこの大会に出漕しました。
レースは大変なラフコンディションの下で行われました。艇への浸水のため沈するクルーもあり、大会2日目以降はレースコースを1000mに短縮して実施されました。今大会での日本代表の結果は男子クオドルプル20位、女子クオドルプル10位、男子シングルスカル20位、女子シングルスカル16位という結果でした。女子4×のタイムの詳細は以下の通りです。
Rank | Boat | 500 m | 1000 m | 1500 m | Finish | Lane |
1 | ROM | 1:33.98 (1) | 3:13.47 (1) | 4:57.37 (1) | 6:43.42 | 3 |
2 | ESP | 1:36.35 (2) | 3:19.92 (2) | 5:06.44 (2) | 6:51.63 | 2 |
3 | CZE | 1:37.54 (3) | 3:21.01 (3) | 5:07.77 (3) | 6:55.66 | 6 |
4 | DEN | 1:38.63 (4) | 3:23.67 (4) | 5:13.10 (4) | 7:03.77 | 5 |
5 | JPN | 1:39.65 (5) | 3:25.59 (5) | 5:18.14 (5) | 7:18.48 | 1 |
6 | UKR | 1:41.47 (6) | 3:29.05 (6) | 5:22.74 (6) | 7:23.17 | 4 |
波が高く非常に厳しいコンディションの中行われました。特に1000m以降は波によって艇が何度も止まり、各国間の体力差が出たレースでした。
Rank | Boat | 500 m | Finish | Lane |
1 | ITA | 1:35.45 (1) | 3:16.85 | 2 |
2 | ESP | 1:36.79 (3) | 3:18.34 | 3 |
3 | CAN | 1:36.29 (2) | 3:19.55 | 4 |
4 | JPN | 1:39.07 (5) | 3:26.54 | 5 |
5 | UKR | 1:38.74 (4) | 3:27.09 | 1 |
強風のためコースが1000mに短縮されました。レースはほぼ一線でスタートした後徐々に離されましたが、500m以降艇速があがり差を詰めていきました。しかしラスト200mでオールが折れるアクシデントに見舞われ、Aファイナル進出はなりませんでした。
Rank | Boat | 500 m | Finish | Lane |
1 | FRA | 1:36.50 (2) | 3:17.69 | 3 |
2 | DEN | 1:36.22 (1) | 3:17.92 | 4 |
3 | CAN | 1:37.99 (3) | 3:21.73 | 2 |
4 | JPN | 1:40.39 (5) | 3:24.53 | 1 |
5 | UKR | 1:38.40 (4) | 3:24.98 | 5 |
スタートから出遅れましたが、ウクライナは最後にかわして4着、総合で10位に入りました。