世界選手権3日目レース結果

By Melissa Bray

岐阜で行われている世界選手権は3日目を迎え、敗者復活戦全レースを行った。 この日はLM1xの浦和重(日本)が世界記録を塗り替え、LM2xでも日本が世界記録まであと100分の3秒に迫る好タイムを記録した。

W2-

各組2着までがAファイナルへ進出。

1組目では8+にもダブルエントリーしているアメリカが余裕あるリードを保って1着。片や代表選手初シーズン、片やジュニア時代の2000年以来の国際大会という2人である。ドイツとベラルーシの2着争いは世界選手権メダリストとオリンピックメダリストの乗るベラルーシに軍配が上がった。

2組目ではルーマニアとロシアが終始競り続け、他艇に大差を付けてAファイナル進出。

LW1x

上位2クルーが準決勝進出。

1組目ではLaura Tasch(ドイツ)が予選で前半飛ばしすぎた反省を生かしたのか、後半からMarika Page(アメリカ)に徐々にリードを広げる展開で1着。Pageは2着に入った。

2組目では代表選手を既に14年間務めているMichaela Taupe(オーストリア)と、代表選手2シーズン目のNiamh Ni Cheilleacher(アイルランド)がお互い離れることなくゴールまで漕ぎきって準決勝へ。

LM1x

各組2着までが準決勝進出。

1組目では前年の世界選手権5位のFabrice Moreau(フランス)と、LM4xチャンピオンのMarcello Miani(イタリア)が他を寄せ付けないまま競り合った。スタートをMoreau、中盤をMianiが支配したが、ラスト500mでレート42まで上げたMoreauが最後の数本でMianiを差し返した。

2組目では浦和重(日本)とEdgar Nanne(グアテマラ)が、わずかな順風と順流にうまく乗りながら抜きつ抜かれつを演じた。1着でゴールした浦はこれまでの世界記録を見事塗り替えた。

W1x

上位3クルーが準決勝へ。

オリンピックW4x銅メダリストのKerry Hore(オーストラリア)、今季U-23チャンピオンのIva Obradovic(セルビアモンテネグロ)、そしてKristiana Rode-Gulova(ラトビア)が進出。

M1x

1組目ではColin Smith(英)とDavid Crawshay(オーストラリア)がトップを争ってともに準決勝進出。

アテネファイナリストのTim Maeyens(ベルギー)は学業のため一時ボートを離れていたが、この敗者復活では危なげなく1着。Ariel Suarez(アルゼンチン)が2着。

3組目ではYoennis Hernandez(キューバ)とSjoerd Hamburger(蘭)が通過。

4組目では三つ巴の戦いが見られたが、Wyatt Allen(米)に競り勝ったNikola Stojic(セルビアモンテネグロ)、Lassi Karonen(スウェーデン)が準決勝へ。

M2-

1組目はオーストラリア、アメリカ、フランスの争いになり、先行したオーストラリアと、アメリカをラスト50mで上回ったフランスが準決勝へ進出。

2組目ではドイツが危なげなく1着。チェコがエジプトを途中で抜いて2着に。

W2x

1組目ではドイツとイタリアがベラルーシを押さえて決勝へ。

2組目ではイギリスとオーストラリアが進出。

M2x

1組目ではブルガリアとアメリカが決勝へ進出。

2組目ではポーランドとクロアチアが進出。

M4-

1組目ではニュージーランドとアイルランドがまず突破、続いてドイツがスロベニアを押さえて準決勝へ。

2組目ではカナダが終始トップ、さらにオーストラリアとポーランドも準決勝進出。

LM2-

オランダ、オーストラリア、さらに最後までドイツと競り合ったアイルランドが準決勝へ。

LW4x

このレースではカナダが2日前の世界記録を塗り替えた。

5艇中4艇が決勝へと進出するが、日本が声援を一身に集めた。終始5番手でレースを進めた日本だったが、ゴールではアメリカとの写真判定にもつれこみ、決勝への切符を手にした。

LM4x

ベルギー、オーストリア、アメリカ、フランスが決勝進出。日本はその後塵を拝した。

LW2x

イギリス、スペインがタイ、ウズベキスタン、日本に先行する展開。下位3クルーのうち、タイが途中艇を完全に止め、さらにウズベキスタンを逆転した日本がイギリス、スペインとともに準決勝へ。

LM2x

1組目では日本とチェコが準決勝へ。

2組目ではオーストラリアとスロバキアがウクライナを押さえて準決勝進出。

3組目ではフランスとアメリカが競り続けてともに進出。南アフリカは途中でオールが折れた。

4組目ではポーランドとイギリスが準決勝へ。

LM4-

ポーランドと南アフリカがまずゴール、さらにオランダに競り勝った日本が準決勝へ。

W4x

1組目ではロシアとフランスがイタリアのミスもあり悠々と決勝へ。

2組目では第4クオーターに入った時点でウクライナ、アメリカ、ルーマニアが1秒半の間にひしめく接戦だったが、ルーマニアが最後脱落して残った2クルーが決勝へ。

M4x

オーストラリア、アメリカ、そして先行していたルーマニアをとらえたウクライナが準決勝へ。

W8+

アメリカが1着、イギリスが2着。3,4番手はドイツ、ベラルーシだったが、オーストラリアが終盤5位から3位に浮上し、ベラルーシは決勝に進めなかった。

M8+

1組目ではポーランドとロシアが決勝へ。

2組目ではイタリアが1着、カナダを押さえたイギリスが2着。

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