河川占用許可の話

瀬田漕艇倶楽部の艇庫がある土地は、国有地となっているため、艇庫や桟橋を使用するためには、「河川占用許可」が必要になります。河川占用許可は、昭和55年に申請しました。瀬田ローの男子舵手つきフォアが国体で優勝した年でもあり、滋賀県(実際は副知事・滋賀県体育協会副会長・滋賀県ボート協会長であった西川氏が動いてくださった)が無料にしてくれたいきさつのある土地です。翌年にはびわこ国体があって、瀬田ローの長谷信行選手が劇的逆転優勝を果たしました。その時の国体桟橋を艇庫前に移設して頂いたのが、今の艇庫前の板張り部分となっています。

このたび、河川占用許可等に関する管理委託が、滋賀県から大津市に移管されました。併せて、無料で貸し出ししているところを対象に、有料化の検討が始まったそうです。【ちなみに…桑野造船では、ほぼ同じぐらいの面積を占用しており年間240万円を借地料として払っているそうです。】 国の河川占用許可行政の方針は、河川敷から建物をなくしていく方向にあります。瀬田ローの艇庫についても建物の更新(立て替え)は認めないと言い渡されています。つまり、現在の建物を長く使えるようにメンテナンスを確実にやることが重要になります。そして、10年後には国の方針が変わるように有効な運動を続ける必要があるのです。「資金不足で艇庫のメンテナンス費用が出ない」なんて言っている場合ではありません。総合型地域スポーツクラブとして、再スタートを切った瀬田ローの将来を今一度、皆さんで考えていきませんか??

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