クラブハウス・ テラス竣工

古川 宗寿 (s.furukawa@k-boat.co.jp)

海外のあちらこちらのローイングクラブのテラスを見てきた。いいなあー・・・と、あこがれ思い続けて〇〇年。また、あちこちのお寺や教会を見学する度に豊かでもなかった昔にこんな立派な建物を建てさせた宗教の求心力や人々の心をつかんだお坊さんの迫力にいつも戦(おのの)き続けてきました。

それに比べて我々はプレハブ艇庫を作るのが精一杯やないか、なんでやろ!情けない現実や。 いっそうのことエルゴを御神体にして「エルゴを漕げば幸せになるうー」を教義にして宗教法人瀬田漕艇クラブなんてのはどうやろ。なんてヤケクソも言ってきたこともありました。

そんな訳で今回のテラス設置工事は単なる思い付きではなかったです。私にとってはほんのささやかなこの悔しさへの代償行為です。そして地域クラブ瀬田ローの心意気みたいのも示してみたかったのです。 みんなの「なんでそんなにテラスに拘るの?」を無視して2年前の運営委員会でクラブ予算を強引につけてもらって、苦節約一年、やっと完成しました。ヤッター!! ですよ。

古川の溶接は危ない、崩壊するで。というやつがかなり居たので素直に納得。昔に溶接をやっていた妹婿を無理やり連れてきてやらせたり、私と顔があった運の悪い人には資材運びを手伝ってもらったりして沢山の方に応援してもらいました。しかし、差し迫った施設工事ではなくて夢つくりだったのでいつものせっかちオヤジにはない?ぼちぼちの気持ちのペース進められました。自分でも可笑しいくらいこころ穏やかに仕事ができたのです。私にとって良き、新しい体験でした。その結果が工期延長となってしまい、ボートシーズ終了の秋の完成になり少し残念ではあります。

クラブではこれからもクラブハウス設備、艇、オール等の充実、更には将来の改築、地域総合クラブ化への物と心の投資が必要になると思います。お金が無いからできない。大変だから無理。 こんな元気のない会話を近頃クラブで聞くことが多くなったのがすごく気になります。先ず小さくていいから一歩を前に踏み出しませんか。一歩が出せないような悩みや議論なら時間とエネルギーの無駄ですよ。創設27年目の瀬田ローが組織の寿命30年説に犯されないようにみんなで危機感をもって活力を注いですばらしいクラブにしたいです。

例えば私はこんなことをいつもやっています。夢に挑戦、日本で一番になるぞ、目指すは一流、絶対勝つ、楽しい、元気、好きや、美くしいな、やったっるぜ、気合や、簡単や、おおきに・・等々。こんな言葉を自分のなかで呟き、ぐるぐる廻してみてください。意外と元気がでるもんです。

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