シーズン最終レース「HEAD OF 瀬田」に参加して

高橋正浩 (kw5m-tkhs@asahi-net.or.jp)

(今シーズンを振り返って)

会員???の高橋です。といっても、この1年間で瀬田に行ったのが、1年前にヘッドレースの飛び入りスタッフ以来ですので、完全なユウレイ状態です。日ごろのご無沙汰をお詫びするとともに、こんな僕に投稿の機会を与えていただき、ありがとうございます。

ここ数年は、瀬田ローはもとよりボートにも全くご無沙汰だったのですが、今年は、たまたま瀬田ローの会員であったことのご縁で、幸運にも大阪の名門チーム「浜寺RC」から非常にありがたいお誘いをうけて、シーズン途中からではありますが、とても充実したボートシーズンを送ることが出来ました。結果的に、シティーレガッタにはじまり、国体予選、関西選手権、国体、そして、ヘッドオブ瀬田と、ここ数年の僕には考えられないほど多くのレースに参加することができました。

半年前までが、刺激の少ない、平凡な毎日だっただけに、それ以後はボートのお陰で、とても張りのある日々になり、その中でも後半はとてもエキサイティングでした。

(ヘッドオブ瀬田の二日間)

さて本題のヘッドオブ瀬田ですが、今年は、一日はスタッフとして、そして、もう一日はレースにも参加させていただきました。

一日目は、シングルスカル30歳の部での参加でした。実は、このときシングルスカルに乗るのが2年ぶりで、まともに乗れるかがとても不安でした。案の定、スタートからしばらく慣れるまでは、足のスネをつりそうになりながら(何でこんなところがつりそうになるん?と思いながら)だましだまし漕いでいました。国道1号〜唐橋〜名神くらいまで実に危なっかしい漕ぎでした。でも、同志社船台前を越えた辺りから、川の流れにも乗れてきたせいか、だんだん慣れてきて、結構いい気持ちになって来ました。カーブに進路を迷いながらも、自分ではスイスイと進んでいる?ように勘違いしていました。そのまま、気分よく往路ゴール。しかし、復路は、往路と打ってかわって、往路に頑張り過ぎたせいか、はたまた、逆流で流れに乗れず、気持ちも乗らないせいか、一生懸命漕いでいるつもりが、一向に進まない、何か往路の2倍は漕いだんじゃないかと思うぐらいで、ようやくやっとゴールにたどり着きました。

二日目は、即席スタッフとしての参加でした。ヘッドオブ瀬田は、十数回を越える開催を誇っており、運営に関するノウハウがとてもうまく蓄積されています。レース運営のための作業が実に見事にシステマティックに分業されていました。ぼくのような急ごしらえのスタッフにもなんの無理も無く、折り返し地点のタームキーパーを務めることが出来ました。(目の悪い僕が目を凝らさなくていい仕事に廻してもらっていたお陰でもありますが・・・)

(これからのヘッドオブ瀬田)

聞くところによると、ヘッドオブ瀬田は、瀬田ローのどなたかの遊び心「こんなレースをいっぺんやって見たかった」からはじまったとのことですが、これを実現するということは本当にすごいことだと思います。運営に際しては、川の管理者や漁業関係者、警察、船会社などいろいろな関係先への協議もいるでしょうし、レースの存在が知られていない最初の頃は出場者を集めることも大変なことだと思います。これをあっさりとクリアして実現に漕ぎつけたのは、ボート大好き集団“瀬田ロー”ならでは と思います。

残念ながら、今年のヘッドオブ瀬田はナショナルチームのセレクションレースから外れたことで、参加者が前年に比べて減ってしまったそうですが、それでも関西の多くのチームから参加していただいてますし、遠くは北海道からの参加者、はたまた、東京からヒッチハイクで駆けつけてくれた戸田の有名スカラーTさんなど、今年も全国のたくさんの地域から参加していただきました。ヘッドオブ瀬田は、ストーブシーズンかかりのお祭り的要素をあわせ持つヘッドレースの草分け的な存在ですので、今後は、「日頃はオールを握っていないがたまにはボートを漕いで見たいな」と思っている方や「最近ボートをテレビで見たけど一度やってみたいな」と思っている方などを含めて、ボートをたしなむ より多くの方々が気軽に参加できるようになれば、もっと楽しい大会になるのではと思います。来年以降、是非、また、ナショナルセレクションレースにも復活して、日本代表選手から週末オアズマンまで、多くの方々が参加する大会になればいいなと思います。

ゆくゆくは広く一般にも知られ、琵琶湖では、夏の「鳥人間コンテスト」か、秋の「ヘッドオブ瀬田」か といわれるぐらいになればすごいですね。

(今冬の目標)

さて、いよいよウインターシーズン到来です。僕は、この冬、初めてフルマラソンに挑戦してみようと考えています。まずは、ランニングを習慣づけて足を慣らし、2月の大会での完走を目標にしたいと思います。今冬の新たな挑戦ですが、頑張ります。

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