艇運搬におけるポイント

しばらくこのシリーズはお休みをいただいていました。今回のテーマはボートのトレーニングとは関係のない話です。しかし、ボート漕ぎにとって大切な艇を安全に運搬することは極めて重要なことです。ほとんどの競技団体や選手は自分で運ぶことはなく、業者任せのことが多いと思います。そして運搬に際してのノウハウはまちまちで、間違いと思われることも多々見受けます。瀬田RCで長年艇を運搬してきたなかから艇運搬でのポイントをまとめてみました。ここ一ヶ月間は熊本、戸田、長沼、加古川運搬で総走行距離は6,000kmを越えました。8年前は東名高速道路で痛恨のクラシュ事故も体験しました。これらの体験は必ず参考にしていただるし、瀬田RCだけの情報にしておくのは惜しいと考えここに紹介します。

集中する戸田でのレース開催

我が国では2000mの公式コースが少ないために戸田でのレース開催が多くなる結果となっている。戸田以外の団体にとっては大きな負担(ハンデイ)とリスクを負ってレースに参加しなくてはならない。これはボート競技レベルの地域格差拡大を助長することにもなっているので今年の新人選手権の長良川コース開催のように戸田以外の開催が多くなることを願っている。一方、戸田のチームは艇運搬をしての遠征経験が不足して遠征に弱いチームを作る弊害の恐れもある。私の経験では遠征では約1艇身の差を負うことになる。

艇の準備

運搬前の準備について述べる。

艇の積み込み

運搬運転時の注意

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